晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を起点にした旅行・観光・グルメ情報を発信。ときどき読書記録。

路地裏の餃子居酒屋「餃子世界」で日中国際交流な夜

ひっそりとした裏通りに、目を引く暖簾の文字「餃子世界」。

先月たまたまこの小さな裏通りを見つけ、お店のネーミングに惹かれ近寄ってみると、扉の奥からはトランス系の大音量の音楽。いったいどんな空間なんだろう?と謎に包まれたまま別の場所へ。

後日やっぱり気になって、仲のいい中国人の友人と、フラ仲間でありお酒好きな飲み仲間でもある日本人の友人(実は彼女はバーマエダのマスターのお母さん)を誘って「餃子世界」でプチ日中交流女子会を開きました。

 

岡山市中心部の繁華街を大きく分けると、岡山駅、桃太郎大通り、イオン岡山などがある「岡山駅前エリア」と、老舗デパート天満屋やロフトがある「表町エリア」の二つのエリアに分かれます。 

今回紹介する餃子世界があるのは表町エリアの方。表町商店街の裏通り、「オランダ通り」のさらに1本奥に入った通り沿いなのですが、お店のインスタでは「裏ンダ通り」とタグ付けされていてなるほどと思いました。

(この記事を公開した後友人のFacebookで知ったのですが、正式には「鐘撞(かねつき)通り」と呼ばれているそうです。)

 

入口の扉を開けると、中はカウンターだけの小さなバーのような佇まい。メニューはこんな感じでカウンターの向こう側に貼ってあります。

青島ビールやバーバーバー(ベトナムのビール)が置いてあるのが嬉しいですね。もちろんこの日一杯目は青島ビールから。

 

しっかり餃子を食べたい私たち。5種類ある餃子メニューを2皿ずつオーダーし、4人でシェアました。 

好きなタレを小皿に入れて餃子ができ上がるのを待ちます。左から香酢(中国黒酢)、特製の世界タレ(お酢、ラー油、みりんを混ぜたもの)、お酢。

お店のおすすめは世界タレですが、私はやっぱり中国の黒酢かな。西安で食べた味が懐かしい。餃子はタレによってまた違った香りや旨みが楽しめますよね。いろいろ試してみてお気に入りを見つけるといいですよ。

 

マスターが一人で作られているので、餃子はでき上がりまでちょっと時間がかかります。お酒を飲みつつお話ししながら気長に待っているとおいしそうな餃子がやって来ました。

 

海老蒸餃子

 

日式餃子

「日式」は中国語で日本風の意味。いわゆる日本の定番焼き餃子ですが、お好みでパクチーをのせてもらえます。

 

北京式水餃子

 

北京式焼餃子

 

海老焼蒸餃子

餃子好きにはたまらない光景ですね!パクチー大好きなメンバーだったので盛り盛りなパクチーがかかってます(*´ω`)

マスターは日本人の方ですが、餃子作りは北方出身の中国人に教えてもらったそう。海老餃子以外は皮から手作り。中国式水餃子はそれだけで主食になるモチモチの皮が特徴的です。

日本人の好みに合わせてあるからか、やっぱり焼き餃子によく合う具材や調味料の配合になっているのかな。中国人の友人も日式焼餃子を絶賛してました。

 

個人的にいちばん好きだったのは北京式焼餃子。(わかる人にはわかる)岐阜駅近くの「岐州」の餃子を彷彿とさせる、焼き小籠包風の厚めのカリカリした皮の食感。さらに肉汁たっぷりな具が入って、何個でもいけそうなおいしさなのです。

 

餃子以外にもお酒によく合うおつまみ系を一緒に。上の写真は焼豚。

 

そしてこれもおいしかった。鶏肉のソーセージ。焼き具合が絶妙です。

 

餃子ポーズを作ってくれたマスターとお姉さんを記念に。(ちゃんと許可をもらっています)

中国の人が来たのは初めてと喜んでくださったマスター。ちょこっと日中友好に貢献できてこちらも嬉しかったです。

 

この日誘った二人の中国人の友人は、それぞれ私の知り合いだったのですが、二人を直接会わせるのは初めて。きっとこの二人は気が合うだろうなとずっと紹介したくてようやくその機会が叶ったのでした。

そして会ってみてびっくり。実は彼女たちもともと中国のSNS「Wechat」を通じて知り合いだったのです。紹介するなり「原来是你!(あなただったのね!)」と盛り上がりすっかり意気投合。世間は本当に狭い。

 

帰宅後友人がWechatに写真とともに載せていた中国語が印象的でした。

「なるほどそういうことだったのか」というのを中国語で「原来如此」と書くのですが、友人が使っていたのはそれと全く同じ発音で最初の漢字だけが違う「缘来如此(yuan2lai2 ru2ci3)」という言葉。(よき)縁はこんなふうに訪れるんだね、というような意味合いでこの日の夜のことを表現するのにぴったり。

 

「縁」という言葉を英語で表現するのはなかなか難しいと思う一方で、日本と中国では共通して持っている概念であり、縁があるということを「有缘」という全く同じ表現を使って話題に上げることも多いです。

 

そういえばマスターが話されていたのですが、お店の住所である「5-20」という番地にもちょっとした逸話が。中国の人からこれはいい数字だよと教えてもらったそうで、数字の520を並べると中国語のスラングで「我爱你」、I love youの意味になるのです。こんなところにも小さな「縁」を感じる面白いお店でした。

 

餃子世界

岡山県岡山市北区表町2丁目5-20