先週末、前後2日の休暇を取って、3泊4日の北京旅行に行ってきました。2019年10月18日から10月21日まで。岡山空港から中国東方航空の便で、上海で国内線に乗り継ぎ北京へ。
航空券とホテルは別々で手配。岐阜に住む友人と二人での女子旅。現地集合、現地解散の完全な個人旅行です。
2017年に香港、深センへ出張へ行ったのを機に、毎年一度は海外へ行こうと今年は北京旅行を計画。昨年の台湾に続き、今のところ3年連続達成中です。
1日め
上海を経由して北京空港へ
なかなか苦労した上海での乗り継ぎ。
昔はほぼ遅れるイメージだった東方航空の国内線が、今回は全て定刻より早めの着陸。ずいぶんとサービスが向上したものです。
無事上海に着きました。香港SIMもちゃんと使える。乗り継ぎはいろいろ戸惑ったけど40分ほどで国内線搭乗口まで到着。
— meg (@yukimegri) October 18, 2019
香港のプリペイドSIMがあると中国旅行の自由度が上がりますよ。Amazonで事前に買っておくと安心。
香港経由の通信になるため、Twitter、Facebook、LINEなどのSNSが問題なく使えます。SIMフリー端末じゃない人は、SIMロック解除すればOK。
空港リムジンでホテルに移動
岡山から北京空港までの移動ですっかり疲れてしまい、夕方の混雑の懸念があったけれども、荷物を持って地下鉄を乗り継ぐのが億劫で、空港からのリムジンバスでホテルまで行きました。
後ろの席に座っていたアメリカ人男性がちょうど同じホテルに行くというので、少し英語で交流。北京に着いて早々、英語を使うことになるとは(;^ω^)
王府井大通りを歩いて包子屋で晩ご飯
名古屋からの飛行機で先に到着していた友人と宿泊先の北京プライムホテル王府井(華僑大廈)で合流。包子(バオズ、肉まんなどの蒸しまんじゅう)が売りのチェーン店、庆丰包子铺へ。
王府井(ワンフージン)大通りから路地に入るところに昔ながらの露店が。カラフルなフルーツが気になる( *´艸`)
総社のチャイナフェスタで見た広場ダンスは今も健在。ワンコも一緒に踊りたくなったのかな。
2日め
宏状元でお粥を朝食に
翌日は王府井のホテルから歩いて、お粥の朝ご飯を食べに。
こういう煙った空の感じが、帰ってきたなあ!という気持ちにさせてくれます。
セルフのお粥店、宏状元。小ぎれいで一人でも入りやすい雰囲気でした。
798芸術区で友人と再会
この日は、北京に住む高校の同級生と798芸術区で待ち合わせ。
軍事工場跡がギャラリーやカフェ、雑貨店に改装され、たくさんの現代美術作品が見られるアートスポットです。
留学時代を思い出す糖葫芦(タンフールー)。リンゴ飴のサンザシバージョンと思ってもらえれば。
牛肉面ランチ
お昼ご飯は近くの牛肉ラーメンのお店、郑师傅私房牛肉面へ。お肉も麺もボリュームたっぷりでお腹いっぱいになりました。
イチョウ並木がきれいな雍和宫
同級生とはここで別れて、雍和宫というチベット仏教のお寺を見に。イチョウ並木が気持ちいい。
中国茶館で休憩
中国の地図アプリ、高徳地図にブックマークしていた中国茶館「一承茶舎」。路地裏にひっそりと小さな入口が。ここが憧れていた茶館の雰囲気そのままで最高でした。
夜の胡同を散策
胡同(フートン)と呼ばれる昔ながらの小さな路地が、北京にはたくさん残っています。猫さん発見。
五道営胡同はおしゃれなレストランやカフェが集まるエリア。通りを散策しながら地下鉄の駅まで。
空腹をコンビニ飯で満たす
ホテルへ戻ってもお腹がいっぱいで、晩ご飯はまあいっかとパスしたら、夜遅くに急にお腹が減ってきて、慌てて近くのコンビニへ。大阪の周記蘭州牛肉面で食べた大盘鸡がのったお弁当。本格的な辛さで普通においしかった(*´ω`)
3日め
地元の人気店で朝ご飯
3日めの朝は地元の人に人気の清真(ハラール)料理店、增盛魁小吃へ。棚に並んでる小麦粉系の小吃(シャオチー、軽食やスナック的なもの)は名前がわからないから指さしでオーダー。
胡同巡りが楽しい
今回の旅の目的の一つが胡同巡り。朝食を食べたお店のすぐ近くにも生活感あふれる胡同がありました。
胡同から大通りへ抜けたところで見つけた香港紅茶のカフェにふらっと立ち寄り。
南锣鼓巷から什刹海へ
王府井にいったん戻ってお土産を調達してから地下鉄で南锣鼓巷(ナンルオグーシャン)へ。ここも胡同を利用したおしゃれな通りになっているのですが、今や中国国内外から人が集まる人気の観光地になってしまい、事前に聞いていた通りのこの混雑。人、人、人。
早々に脇道へ抜け、北京名物のジャージャー麺をランチに。
画家の旧居があったので、入ってみました。日本でも中国でも古民家見学は欠かせません。
さらに胡同をまっすぐ進み、柳並木の運河沿いを歩いて什刹海(シーチャーハイ)まで。
景山公園は市民の憩いの場
ここからバスで景山公園に移動。楽しげに踊る北京市民たち。
展望台から故宮を眺め、夕暮れの故宮沿いを歩いて再びバス停へ。
四合院を改装したレストラン「劉宅食府」
最後の夜はちょっといいものを食べに行こうと、地球の歩き方に載っていたレストランへ。
四合院という、北京の昔ながらの伝統家屋を改装した劉宅食府で晩ご飯。
4日め
ホテルをチェックアウトして北京空港へ
4日めの朝はいよいよ帰国。早起きして、北京空港まで友人とリムジンバスで向かいました。
旅行中、毎日お世話になっていた飲むヨーグルト。コンビニでいろんな種類を試し買い。日本のより濃厚でおいしいのです。西安留学中もよく飲んでました。
リムジンバスの時間が読めないため、余裕をもって出発したら、スムーズにいきすぎて搭乗便の4時間前に空港到着。ちょっと高かったけど、レストランで中国紅茶をいただいてゆっくり過ごしました。
北京旅行を終えて
友人が撮ってくれた、王府井に佇む私。なかなか旅人感出てませんか?
前回北京を訪れたのは、2011年。内モンゴルのフフホトへ行く際に、6時間ぐらいトランジットがあり、当時北京に住んでいた韓国人の友人と食事だけしました。観光で行ったのは15年程前。
ちゃんと町を歩くのはかなり久しぶり。さぞ変わっているだろうと構えていましたが、古都だからか思ったより変わらないことも多かったなあと。
バス乗ったり、地下鉄乗ったり、街をぶらぶら歩いたり。もう体が中国生活を覚えてるというか。帰ってきた感半端ない。1年ぐらいまた住みたくなってしまった😁
— meg (@yukimegri) October 19, 2019
旅の途中にツイートしていたように、体が中国生活を覚えていて、ああこんなふうに道を渡ってたなあとか、バスに乗るのもこんなだったなあとか、自然と自分が馴染んでいくのが不思議でした。
実は北京は人生で初めて訪れた海外なんです。19歳のとき、大学の春休みを使って北京大学に2週間、短期留学しました。
初めての飛行機、初めての海外で中国留学を選ぶ自分、今考えたらほんと驚きなんですけど、当時日本語教育を専攻していて、海外へぽーんと行ってしまう同級生がまわりに結構いたんですよね。
そんな環境だったので、あまり臆することもなく、それでも緊張はしたけど、思い切ってあのとき海外へ渡ってみて、本当によかったなあと感じています。
初めての海外でお腹を壊して、人生初めての点滴をしたのも北京。
しょっぱなからハードな海外体験でしたが、なぜか北京楽しかった!!っていう感想しかない(笑)
そんな私にとって、思い入れのある北京。高校の同級生が旦那さんの駐在で北京に住んでいたことが今回の旅行へ繋がったのですが、きっとこれも何かの縁なのでしょう。
初めての短期留学では半分も聞き取れなかった中国語。今では気ままに旅することができるぐらい、中国語を自由に使えることが、なんだか感慨深かったです。
便利になった地下鉄やバス。たくさんのおしゃれな通り。新しい北京と、変わらない懐かしい風景と。あっという間の4日間でしたが、思い出深い旅になりました。
今回からしばらく、北京旅行記が続く予定です。どうぞお付き合いくださいね。
まずは初日の晩ご飯を食べたローカルな肉まん屋さんから!
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直前まで無料キャンセルができるプランが便利。