岡山からLCCのタイガーエアを利用して、初めて台湾を旅してきました。去年香港、深センへ出張に行ったのを機に、自分の中で海外旅行熱が高まり、もっと海外へ行こう!というのが今年のテーマ。
行きたいなーと思いつつも、いつでも行けそうだからいいやと後回しにしていた台湾へ、ようやく訪れることができました。
なぜいつでも行けそうなのかといえば、距離的に近い、日本人に人気で親日の人が多い等の理由はもちろん、中国語が通じることから国内旅行感覚でふらっと行けてしまうイメージもあり(;^ω^)
ただやっぱりちゃんと決めないと機会はやってこないですね!Facebookで一緒に海外行く人をゆるく募ってみたところ、台湾どう?と友人がコメントくれて行き先決定。
言葉がわかるとはいえ、初めての台湾。いろいろと戸惑うことも多く、今後の備忘録に体験したことや気付いたことをまとめておきます。海外の空港でできるだけスムーズに動けるよう抑えるべきポイントも織り交ぜているので、これから初めて海外へ行く人の参考にもなれば幸いです。
※情報は2018年3月時点のものです。航空会社や空港のサイトで必ず最新情報をご確認くださいね。
台湾旅行の概要
日程とフライトスケジュール
出発 2018年3月27日(火)
IT215便
岡山ー桃園国際空港 15:55発 17:40着
帰国 2018年3月30日(金)
IT214便
桃園国際空港ー岡山 13:00発 16:35着
岡山から台北へは毎日1便、月・金とその他の曜日で発着時刻が異なります。飛行時間は往路が約3時間、復路が約2時間半。
便は時期によって変わりますので、最新のフライトスケジュールは岡山空港公式サイトをご覧くださいね。
3泊4日台湾旅行の行程
この記事では主に岡山空港から台北桃園空港までの移動について書いています。台湾到着後の観光やグルメなどの体験を読みたい方は、以下の各行程のリンクをクリックして該当記事を開いてくださいね。
1日目
- 桃園空港からMRTで台北市内へ移動
- ローカルな麺食堂「温州大餛飩」で晩ご飯
2日目
- 台湾の猫の村「猴硐(ホウトン)」、ランタンの町「十分」を観光
- 地元台湾人のおすすめ「獅子頭」を食べる
3日目
- 雙連朝市とお粥の朝食
- 二二八和平公園で歴史を学ぶ
- 孤独のグルメに登場「原味魯肉飯」でランチ
- 台湾式居酒屋「熱炒」で海鮮料理を楽しむ
4日目
- ホテルから空港へ移動、帰国
岡山空港からはタイガーエア台湾が安くて便利
台北まで往復利用したタイガーエア便はLCC(格安航空会社)で、大手一般航空会社とは違い、チケット料金が割安な分、預け荷物や機内食は別途料金が必要です。
今回は預け入れ手荷物20㎏までと、座席指定のオプションが付くチケットをタイガーエアの公式ホームページから購入しました。
友人のお母さんとの二人旅
同行者は友人のお母さん(笑)なかなかないですよね、こういうこと。
もともと岡山のフラダンス仲間と東京にいる大学の同級生の3人で行く予定だったのが、二人ともやむを得ない事情で行けなくなるという事態に。岡山から行く友人の分はチケット手配済み、返金も不可なので急遽代わりの人を探さないといけなくなってしまいました。
3月の年度末なんて普通の会社員の皆さまはなかなか休めないし(;・∀・)誰がいいかな?って考えて思い浮かんだのが、よく一緒にお酒を飲みに行ってる友人のお母さん。水餃子を作ったり、名古屋で親子女子会をしたりと家族ぐるみのお付き合いもあるし、お誘いしてみたところ快くOKのお返事をいただきました。
岡山市内-岡山空港間のアクセスと搭乗までの流れ
岡山駅からリムジンバスで岡山空港へ
岡山駅から岡山空港まではリムジンバスで約30分。岡山駅西口のバスセンター21番乗り場から乗車します。すぐ近くに待合室とチケット売り場があり、券売機でチケットを購入します。(片道760円)
乗り場や時刻表の案内は岡山空港公式サイトからどうぞ。以下のページに最新のフライトスケジュールと対応する岡山駅発着バスの時刻の案内があります。
倉敷駅北口からもバスでのアクセスが可能です。
国際線に搭乗する場合、空港へは一般的に2時間前の到着が目安とされています。最近は空港が広くなっていたり保安検査が厳しかったりするので、2時間前でもあまり余裕がないことが多いですね。初めて利用する大きな空港の場合は、3時間前ぐらいでもいいと思います。
前回出張で高松空港を利用したときは児島駅での集合時間が2時間前を切っていて、うちの会社の人たちはどこまで余裕なんだと驚かされましたwそしてチェックインがギリギリというか若干過ぎてたところを強引に行きましたww絶対に真似しないでくださいね!
今回はバスの時間の都合で1時間45分前の到着。
ピンクで囲った13:40発の便を利用しました。その前だと12時着で4時間近く待つことになってしまうんですよね。岡山空港は規模が小さくこのぐらいで十分。この日はフライトが1時間近く遅れたこともあり、だいぶ余裕がありました。(但しラッシュ時は交通渋滞があるため、早めの便をおすすめします。)
逆に帰りの台北桃園空港は食事をしようと思うと2時間半前でもゆっくりできませんでした。朝早めに出て空港でブランチにするか、帰りだけ機内食を付けてもいいかもしれません。
岡山空港からの帰りのバスは、台北便の到着時間から考えると中途半端。(友人に送った手書きメモ画像ですみません)
小さな空港とはいえ、16:35着で17時のバスだと間に合うかが不安。かといって出るまでに1時間もかからないので17:55だとだいぶ待たないといけません。
月曜、金曜以外は到着から1時間後ぐらいの出発になっているんですけどね。
岡山空港の国際線は台北便が最も利用者が多いと先日ニュースで聞いたばかり。それならもう少し台北便に合わせた余裕のあるスケジュールを組んでもいいのではないでしょうか。今後改善されることを望みます。
今回は帰りは相方に車で迎えに来てもらうことにしました。
マイカーなら駐車場が無料で利用できる
地方空港ならではの特色なのが、無料駐車場があること。第1~第4駐車場に分かれていて、そのうち第1駐車場(ターミナルビルにいちばん近い)のみが有料です。時間の融通が利くし、車利用の方には便利ですね。
但し、第4駐車場はかなり距離があり、シャトルバスに乗ってターミナルまで移動することになります。また23:00〜翌5:30まで出入口を施錠され、夜間に車を出す場合は事前連絡が必要。詳しくは空港ホームページの駐車場案内をご覧ください。
(駐車場越しに飛行機が見えることも。)
コンパクトな岡山空港は手続きも移動も楽
空港に着いたら国際線のチェックインロビーへ。といっても小さな空港なので、どの入口から入っても国際線側へ行けるので案内に従って向かいましょう。そしてあまりにも小規模すぎて、私はチェックインカウンターを通り過ぎてしまいましたw
X線検査機でカウンターが隠れてしまっていたのと、「出発」の案内を気にして上ばかり見ていたこともあり、うっかりエスカレーターで2階へ上がってしまったんですよね。帰国日に迎えに来た相方も同じことをしてしまったらしいです(笑)チェックインカウンターも到着ロビーも1階です。ご注意ください(;^ω^)
預け荷物をX線検査機に通し、チェックインカウンターへ。カウンターは一つしかないので迷わないです。航空券予約の控えとパスポートを提示し、荷物を預けます。搭乗券とバゲージクレームタグを発行してもらいます。クレームタグは到着後荷物が見つからないときに必要になるので、失くさないようにしましょう。
搭乗券を受け取ったら、ゲート(搭乗口)番号と搭乗時間を確認します。書かれている搭乗時間までにゲートに着けるように逆算して出国手続きを済ませます。大きい空港だと1時間以上は見ておいた方がいいです。
ここからはパスポートと搭乗券を手続きの度に提示することになるので、すぐに取り出せるようにしておきましょう。
タイガーエアのホームページでも搭乗時の注意事項が案内されているので参考に。
フライトが遅れていたため、お土産ショップとサンマルクカフェで時間をつぶしました。レストランは13:30~15:00までは閉まっていて利用できません。あと食べるところはラーメン、うどん屋さんぐらい。
機内食を付けない場合は空港に来る前に食べておくか、麺類など軽食で済ませるかになるので要注意です。お腹が空いたときのためにチョコレートなど簡単に食べられるものを持っておくといいです。
(LCCは機内食以外の飲食物の持ち込みが不可の場合もありますが、水やお菓子ぐらいは大目に見てもらえることが多いです。あくまで自己責任で^^)
出国手続きをする保安検査場はカフェやレストランと同じ2階にあります。ちなみに今回は手荷物検査、出国審査を終えてゲートに到着するまでたったの5分でしたw今まで海外に行くときは大きい空港が多かったため、あっけなさすぎてびっくり。
国際線搭乗ゲートは1か所だけ。迷いようがありませんね(笑)5番と書いてあるけどおそらく1番から4番は国内線。
国際線の手荷物検査では、安全上の理由からペットボトルのお茶などの飲料が持ち込めません。出国手続き後に自動販売機などで買い直す必要があります。
空港内の移動で困らないためのコツ
空港ホームページに掲載されているフロア案内図を事前に見て印刷しておくといいです。ネットでも調べられますが紙で持っておくとより安心。
岡山空港案内図→施設案内|岡山空港
台北桃園空港案内図→桃園國際機場
ちなみに今回も前回の香港もこれをしなかったんですけど、この記事を書きながらそういえばスマホのない時代はちゃんとやってたなーと思い出しました(;・∀・)
岡山で迷うことはほぼほぼないですがw、海外の空港で迷ってしまったときは、搭乗券を見せて「Where?」と片言でも聞いてみるといいです。搭乗口が書いてあるし、搭乗時間を指さして急いでいることをアピールすればなんとかしてもらえたりします。
もう一つ大事なのはフライト情報が表示された電光掲示板を見かけるたびにチェックすること。チェックインカウンターや搭乗口がどこになるのかを確認できます。そして遅延や搭乗口変更があったときもここに表示されます。空港のアナウンスは言葉ができても騒がしかったりで聞き取りにくいことが多いです。視覚情報を確認する方が確実。
大きい空港ではたくさんのフライトの中から自分の便を探すのが大変ですが、まず出発時間(たいていはいちばん左端に表示)を見て、そこから行き先と便名を見れば探せるはずです。
(台湾はおいしいものがいっぱい。雙連朝市で見かけたローカルフード。)
搭乗から入国まで
格安LCCタイガーエアの機内サービスは有料オプション
定刻から45分程遅れて離陸しました。 機内で席に着いたらすぐに時計を現地時間に合わせておくといいです。現地の時刻や天気のアナウンスがあったときに確認しやすいですし、着いてからはやることがいろいろあって忘れがちなので。例えば日本語のアナウンスがない航空会社の便でも、時刻の数字だけでも聞き取れたら到着時間のことなのか現地時刻のことなのかを知る手がかりになります。
うっすら瀬戸大橋が見えました。
タイガーエアというだけあって、トラ柄デザイン。こういう雲の写真一度撮ってみたかったんですよね(^▽^;)
LCCは映画や音楽などのエンターテイメントはありません。ドリンクや機内食は有料。あとは免税品の販売ぐらいです。時間をつぶすための本を持ってくるとか、ひたすら寝るとか、それなりの対策が必要です。私は機内でガイドブックを読んでました。ゆるいプランしか決めてなかったので、ここでようやく真剣に読んだかもw
入国のための準備
機内で入国カードが配られるので用意していない場合はここで記入。今回は旅行会社勤務の友人が印字したのを用意してくれました。万が一もらえないことがあったら、「Immigration Card」と言えばわかるはず。
台湾はネットで事前にオンライン申請することもできます。オンラインでやっておいたからといって現地の手続きが早くなるわけではないのですが、子どもや親の分など複数枚記入しないといけない人にとっては利用するメリットが大きいですね。「台湾 入国 オンライン」で検索すると詳しい記事がたくさん出てきます。
台北桃園空港到着
到着は定刻から30分程遅れて、18:10頃。桃園国際空港はさすがに大きい。入国審査場までかなり歩きます。入国手続きをして外へ出るまで1時間ぐらいはかかりました。今回のタイガーエア便は第1ターミナル利用です。
途中にあった銀行で両替をしておきました。私が1万円、友人のお母さんは2万円換えましたが、あとで調整して二人で1万5千円ずつぐらい。有名レストランに行ったり、ショッピングメインの場合はもう少し多めに換えておいた方がいいです。
空港の銀行は手数料が30元がかかります。よく考えたら一人ずつ両替するより同行者の分とまとめて換金した方が手数料を節約できますね。
銀行は荷物受け取りのターンテーブル近くや、到着ロビーにもあります。空いているところで済ませておけばいいと思います。
入国審査場はどこの国もだいたい自国民と外国人とで列が分かれています。わからないときはパスポートを見せたら指さしで案内してくれます。混雑していたため行列に並んで入国審査を待ちました。台湾の首都空港。世界中からの便が集まるので仕方ないですね。入国審査ではパスポートの提示と指紋のチェックがありました。
入国審査を終えたらターンテーブルで荷物をピックアップして出口へ。ターンテーブルの番号も電光掲示板に出るので便名から確認しましょう。
台北までの国際線利用まとめ
ここまでが岡山を出て台北の空港に到着するまでの流れです。
帰国時は台北空港でこの逆をやればOK。規模が大きいので時間がかかりますが、基本の流れは同じです。
- チェックイン
- 保安検査場へ移動し出国手続き
- 搭乗口へ移動し搭乗の案内を待つ
岡山と違うところはチェックインの前にX線の荷物検査は通さなくてよいこと。その代わりチェックインのあと、モニターで荷物がX線検査を通りすぎることを自分で確認するように言われます。スーツケース等が画面の上から下へ通過することを確認すればOK。
そして搭乗口の数が半端なく多い!出国審査場を出たら、電光掲示板と搭乗券に書かれている搭乗口の番号をチェック。番号ごとに矢印の案内があるのでそれに従って歩きます。LCCや地方空港への便は搭乗口が遠いことが多いです。
国際線搭乗をスムーズにこなすコツ:
- 空港案内図を印刷!
- 迷ったら搭乗券を見せてアピール!
- 空港内各所にある電光掲示板を必ずチェック!
あとは慣れなので、何度か搭乗を繰り返せばどこの国でも似たような感じでいけるはずです。次回は空港から台北市内への移動編に続きます!
▼宿泊予約に使ったBooking.com
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