今回の旅のメイン、いよいよ高知城へ。現存12城天守のうちの一つで、これで11城め。残すところは宇和島城のみです。
坂本竜馬ゆかりのスポットをまわった前回の記事はこちらからどうぞ。
中四国地方には備中松山城(岡山)、松江城(島根)、丸亀城(香川)、松山城・宇和島城(愛媛)、高知城と12城のうちの半分の6城が残っています。
高知城天守閣を目指す
この日の最高気温は33度。少し歩いただけで既に汗だく、照りつける日差しに負けそうになりましたが、せっかくここまで来たならしっかり登っておかないと(;^ω^)
天守閣まではしばらく階段が続きます。暑い!!
右脇には板垣退助先生の銅像。
さらに登ると山内一豊の妻像がありました。
関ヶ原の戦いの功績で入国した山内一豊がこの地を城地と定め、慶長6年(1601年)から築城を始めました。難工事の末、城のほぼ全容が完成したのは10年後、二代藩主忠義の治める慶長16年のことでした。
石垣も立派で見ごたえがあります。
黒塗りの詰門。城を攻めようとする敵は、正面にあるこの詰門側へと自然に誘導され、三方から矢と鉄砲の嵐に見舞われることになります。(確かに自分たちもこの門の方へ先にふらっと来てしまいました。笑)
門内は敵が容易に通り抜けられないよう、入口と出口の扉の位置が筋違いに設置されていて、1階は籠城用の塩を貯蔵する塩蔵になっているそうです。
詰門の右手にある階段を登って二の丸へ。
天守閣まであと少し。
こちらは「橋廊下」と呼ばれていた詰門の2階部分。二の丸と本丸をつなぐ役割をしています。
本丸に出ると、目の前にそびえる天守閣。
開放感いっぱいの天守閣からの眺め
現存十二城の中でも本丸御殿を残すのは高知城のみで、天守閣とともに国の重要文化財に指定されています。
観覧料420円を払って御殿の内部へ。功名が辻で仲間由紀恵さんが着た衣装が飾られていました。
敵の動向を探る横長の「物見窓」。
欄間の形がいろいろあって面白い。「竹の節欄間」といい、平安時代の絵図には寝殿造りの貴族住宅に見られたもの。
右側に見えるのは、黒潮を模した「波の欄間」。南国土佐らしいデザインですね。
天守閣内部。よくある全国のお城の写真展示。見ながら思わずここ行った!と言いたくなるやつです(笑)
天守閣の上からの景色。
転落防止の金網とかがなくて、しゃちほこがすぐ近くに。高いところが苦手な相方は本気で怖がっていました(;'∀')
先程通ってきた詰門を上から見たところ。
向こうの山まで見渡せます。
帰りは黒鉄門を通って下りていくことに。
何度見てもかっこいい石垣。
詰門から天守閣を見たところ。
高知城には、石垣に直接排水が当たらないように上部から突き出した「石樋(いしどい)」があります。雨の多い高知ならではの独特の設備だそう。
重厚感のある大手門。
活気あふれる「ひろめ市場」
お城を見たあとは、徒歩で数分のひろめ市場へ。 グルメとお酒、お土産や雑貨まで約60の店が所狭しと軒を連ねる屋台風マーケット。ここも高知観光でははずせないスポットです。
追手筋をお城からまっすぐに歩くと右側に見えてきます。こちらは裏側の入口。
中へ入ると、平日の夕方5時前だというのにこの賑わい!
お店で好きなものを買い、空いている席へ持って行って食べます。
暑い中歩いたあとのビールは最高!!まずは高知名物カツオの塩タタキから。有名店「明神丸」 で買いました。
目の前で炙ったばかりのタタキが提供されます。ニンニクと柚子の香りがたまらない。どちらも高知特産なので鮮度が高いんでしょうね。
軽く一杯だけ飲んで、あとは別の居酒屋へ行こうと話していたんですが、うろうろしているうちに他のものも食べたくなり。
結局いろいろ追加でお買い上げ。「安兵衛」の焼き餃子。
お供には高知の日本酒、船中八策。辛口で私好みでした。
「やいろ亭」のあおさ海苔の天ぷらと、ウツボの唐揚げ。
あとから知ったのですが、やいろ亭のカツオのタタキもおいしいと評判だそうです。いろんなお店のを食べ比べてみてもいいですね。
ウツボも高知ならではの食材。
外へ出てみるとまだ明るい。昼間から堂々とお酒が飲める、天国のような場所です(*´ω`)
こちらが追手筋と反対側の表の入口。
「たっすいがは、いかん!」と書かれたキリンビールのポスターが。「たっすい」は張り合いがない、弱々しいといった意味で、ガツンと飲まないと!みたいな感じかな?
お酒好きな高知県人の気質をよく表した言葉ですね。
次回、高知の路地裏歩き編に続きます!