晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を中心に旅やグルメの記録を発信。

【2019年10月北京旅行記6】雍和宮を参拝。イチョウ並木が美しいチベット仏教寺院

現代アートのギャラリーが集まる「798芸術区」近くで牛肉ラーメンを食べたあとは、北京最大のチベット仏教寺院、雍和宮(ようわきゅう、ヨンフーゴン)へ向かいました。 

日本ではあまり見ることのないチベット仏教のお寺。ようやく観光地らしい観光地へやってきました(*´ω`)

 

とはいえ、雍和宮を見ることがメインだったわけではなく、もともと行きたかったのは、この周辺にある五道営胡同(ウーダオインフートン)というおしゃれなカフェやレストランが集まる裏路地と、ブックマークしていた中国茶館

地図で見たらちょうど雍和宮が近かったので、観光の候補に入れることにしました。

 

雍和宮に到着したのは15時すぎで、次の目的地である茶館に向かったのが16時ぐらい。チケット購入から参拝にかかったのは1時間弱です。

早足でさらっとまわってそのぐらいなので、一つ一つの建物や仏像をじっくり見たい場合は、もう少し長めに時間を取っておくといいですよ。

 

 

バスと地下鉄を乗り継いで雍和宮へ

地下鉄の最寄りは2号線または5号線の雍和宮駅。5号線の駅の方がチケット売り場のある西2門に近いです。

少し南にある北新橋駅からでも歩けますし、バス停も近くにあります。高徳地図で現在地から検索して利用しやすいルートを選べばいいかと。

 

私たちは798芸術区近くのバス停から641路バスで終点の和平西橋まで行き、地下鉄5号線に乗って向かうことにしました。所要時間およそ1時間程。友人と話をしながらだったのでそんなに長く感じませんでしたね。

住所:北京市东城区雍和宫大街28号

高徳地図リンク:雍和宮

 

この旅で初めてバスを利用しました。北京在住の友人が途中まで一緒に乗ってくれるということで安心。これでバスに乗ることに慣れたのもよかったです。

「一卡通(イーカートン)」という交通カードを買っていたので、乗るときと降りるときにカードをタッチすればOK。前乗り後ろ降りがほとんどのようです。

 

一つ盲点だったのは、北京のバスは基本路線をぐるぐると何度もまわっていて、終点と始発のバス停が同じであること。終点についたらそこが始発なわけで、乗客が普通に乗ってくるんですね。

終点で降りるなら簡単と思いつつも、途中で何度か高徳地図で現在地を確認していて、ちゃんと降りれたからよかったのですが、確認しないまま乗っていると気付かずもう1周めに入ってしまっていたかもしれません(;´∀`)

 

地下鉄雍和宮駅のF東南口から南へ6分程歩くと、雍和宮西2門が見えてきます。

 

雍和宮では入場券と手荷物検査が必要

さすが人気観光地。とにかくここは人が多かったです。土曜日でしたしね。

雍和宮へ入るには入場券25元(約390円)が必要。窓口に並んでチケットを購入。外国人観光客もたくさん見かけました。

チケットを買ったら、手荷物検査の機械を通して境内へ。

 

参道のイチョウ並木が美しく、秋は人気の紅葉スポットに

友人に雍和宮へ行くことを話したら、イチョウがちょうどきれいかもねと、教えてくれました。残念ながらまだ色づいてはいなかったのですが、立派なイチョウが両脇に植えられていて、緑のトンネルが気持ちよかったですよ。

 

お香をもらって雍和宮を参拝

イチョウ並木を抜けると見えてくるのが昭泰門。煙がもくもくと上がっていますね。近くの窓口でお香を配っているのでもらうのをお忘れなく。

お香の使い方や、お祈りの仕方はとりあえず見よう見まねで。

チベット仏教のお寺では、膝をついて頭を低くし、熱心にお祈りする人も見かけます。正式な作法がよくわからないので、日本式に手を合わせて旅の安全と無事を願いました。

 

マニ車。中に経典が入っていて、まわすとお経を唱えるのと同じ功徳があるのだとか。岡山市の西大寺にも、巨大なマニ車みたいな輪蔵という回転式書架があるんですよね。

 

お堂の中に安置された仏像を順番にお参りしていきます。お堂を抜けるとまたお堂があり……みたいなことを何回か繰り返し、デジャヴのような感覚に(;・∀・)

まさに輪廻を思わせる造り。

いちばん奥の万福閣にある巨大な弥勒菩薩像が圧巻です。白檀の一本木が使われているそうで、これを見ただけでも何か救われそうな立派な仏像でした。ぜひここまで歩いてみてください。

建物がとにかく大きすぎて写真におさまらず。

 

つい気になって撮ってしまう獅子像。

狛犬とかシーサーとか海を渡って日本に伝わってきたのがよくわかりますよね。装飾が細やか。

 

リンゴの木かなあと思っていたら、拡大してみるとザクロの実のようでした。翌日行った南锣鼓巷近くの四合院にもザクロが植えてあったんですよね。中国らしい光景です。

ザクロって食べたことありますか?

薄い味で甘酸っぱく、食べるところが少なくて、日本ではあまり人気がないのか、そんなに出回ってないんですよね。西安で初めてザクロを間近で見て食べたのが懐かしいです。

 

 

大通りをカジュアルに歩くお坊さん。

 

周辺に並ぶ仏具店。留学時代、すぐ近くにある孔子廟に行ったことがあり、この辺りを通っていたんじゃないかと思うのですが、建物がすっかりきれいになっていて、昔の面影は思い出せず。

 

雍和宮を一通り見たあとは、楽しみにしていた中国茶館「一承茶舎」へ。めちゃくちゃ素敵なお店で今回の北京旅いちばんのお気に入りになりました。

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