晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を中心に旅やグルメの記録を発信。

【岡山から台湾3泊4日旅行記6】台北から猫村猴硐(ホウトン)と十分への行き方

台北から日帰り鉄道の旅。前回までは観光の様子を紹介してきましたが、今回は台湾の猫村「猴硐(ホウトン)」ランタンの街「十分」への行き方をまとめておきます。

※2018年4月時点での情報です。ダイヤや運賃は変わる可能性があるため、台湾鉄道のホームページ等で最新情報をご確認くださいね。

 

 

利用した列車のスケジュールと料金

10:40台北発 11:42猴硐着 56元(猴硐までは乗り換えなしの列車がおすすめ)

猴硐観光(猫村を散策)

14:08猴硐発 14:27十分着 15元

十分観光(ランタン飛ばし)

15:40十分発 16:07瑞芳着 [乗換] 16:22瑞芳発 17:13台北着 68元

※運賃合計:139元(約520円)

 

桃園空港で買った悠遊カード(ICカード)を利用しました。改札でピッとタッチするだけで移動が楽ですよ!

 

台湾鉄道の時刻表の調べ方

台湾鉄道が公開している日本語の時刻表照会ページから検索できます。これがちょっとクセがあり、調べるのに苦戦しました(;´∀`)

 

※2019年10月追記

時刻検索ページがスマホ対応され、使いやすくなりました。乗り換えがある場合、「お乗り換え条件」で「乗り換え受付」を指定すると結果が表示されます。

以下は2018年旅行当時の旧ページについての説明です。

 

いろいろコツがあるのでスクショとともに紹介していきますね。

まず、ページ自体がスマホ対応になっていません( ;∀;)下の方が見切れてしまって見づらいので、PC版表示に切り替えます。

Chrome利用の場合、右上の設定アイコンをタップ。

PC版サイトにチェックを入れると表示が切り替わります。

 

乗り換え無しの場合

台北から猴硐までは乗り換えせずに行けます。ガイドブックだと平渓線の特集ページに載っていることが多く、平渓線に乗り換えないといけないと思いがちなんですが、直通で行ける列車を使った方が楽です。

 

乗り換えがない路線の場合は、時刻表ページの「クイック検索」を使います。

 

①②乗車/降車する駅の路線と駅名を選択。台北も猴硐も路線は「台北/基隆地区」を選択。

③車種はデフォルトだと「対号(座席指定が必要)」となっているため、「すべて」または「非対号(座席指定不要)」を選ぶ。

④検索ボタンをタップ。

猴硐までは座席指定の特急等に乗ると悠遊カードが使えず、到着時間もそれほど変わらないので、普通及び快速列車(非対号)に絞って検索しました。

「区間車」が普通列車のことです。クイック検索では運賃も確認できます。列車番号をタップすると停車駅と発着時間が見れます。

 

猴硐から十分は平渓線で乗り換え不要のため、こちらもクイック検索を利用可能。

平渓線はだいたい1時間に一本しかないので、スケジュールに余裕を持って移動しましょう。

 

乗り換えがある場合 

十分から台北に戻る際には、瑞芳で列車を乗り換える必要があります。乗り換えのある経路を検索する場合、クイック検索を使っても結果が表示されません。初めこれに気付かなくてなんで出てこないんだろう?と戸惑いました。

 

左のメニューから「乗換案内」をタップ。

 

①デフォルトでは「台鉄から高鉄(新幹線)へ」の検索画面になっているので、タブを「台鉄路線の乗り換え」に切り替える。

ここもつまづくポイント。タブに気付かず苦労しました(;´Д`)

②③乗車駅/降車駅を選択。降車駅はデフォルトで台北/基隆地区になってるにもかかわらず、駅名選択で台東方面しか出てこないというバグが…。違う路線を選んでから台北/基隆地区を再度選択すると台北駅がプルダウンリストから選べるようになります。

④サーチボタンをタップ。

 

乗り換え案内の検索結果は座席指定の有無で絞り込みができません。悠遊カードを使う場合は、指定不要の「区間車」を利用くださいね。一覧の右端「予約」のところに座席マークが表示されているのが、座席指定が必要な列車です。

乗り換える駅の名前と列車の発着時間を一覧から確認できます。但しこの検索では運賃が出てきません。乗り換えがいる場合の運賃の検索の仕方が調べてもわからなかったのですが、ご存知の方はぜひ情報を提供いただけたらと思います!

 

時刻表検索アプリもある

時刻表検索のアプリを使うと、乗り換えがあっても運賃の検索ができました。でも結局時刻表データは公式ページから取り込んでいるのか、アプリでは乗り換えありの場合の時刻検索がうまくいきませんでした。

play.google.com

play.google.com

 

上記アプリはバスの検索もできます。バスでの移動を考えている方はダウンロードしておくといいかもしれませんね。今後、台湾鉄道の公式ページがスマホ対応してくれるとよいのですが(;´・ω・)

 

台北駅からの列車の乗り方

初日は迷子になった台北駅でしたが、この日はちゃんと辿り着けましたよ。 

台北鉄道の駅舎は形が独特。なので、地上からこの建物を目指して歩けば迷わないというわけですw

西3門から入りました。ホテルからはここが近かったのです。東西南北に門があり、東1、北2など方角と数字の組み合わせが門の名前になっていてわかりやすいですよ。

 

台北駅インフォメーションセンターで情報入手

西3門から入るとすぐ、台鉄グッズや駅弁を売っているお店がありました。いくつかあるお店の前を通り過ぎると中央の吹き抜けの空間に出ます。広々としていてモダンなデザイン。

この吹き抜けの手前にインフォメーションセンター(旅遊服務中心)があるのでこちらで観光パンフレットをもらっておくといいですよ。

日本語のパンフレットも置いてあります。平渓線のパンフレットには十分までの乗り換えの方法が書かれていました。

 

台湾鉄道のホームへ

インフォメーションの近くに改札のある地下へ行けるエスカレーターがあります。「月台」が列車のホームの意味。

地下の改札。注意しないといけないのは、乗る列車によって入る改札が違うということ。日本だとどの改札から入っても目的のホームへ行けますが、台北駅はそうではないので、電光掲示板で自分が乗る列車が何番改札なのかを確認しておきましょう。

私たちが乗ったのは10:40発4174号猴硐(Houtong)行き。プラットホーム「4B 」ということで、4番と書かれた改札から入ります。

ホームはAとBに分かれています。ここでも電光掲示板の案内をチェック。4Bだったので、B側で列車を待ちます。 

座席指定のない普通車(区間車)は4~11号車の位置で待つように案内がありました。

この日はちょうど猴硐行きの列車に乗れたため、終点で降りればOK。タイミングが合えばこの列車が簡単でいいですよ。先に十分に行くのもありですが、十分は乗り換えが必要なので、猴硐までの列車で乗り方に慣れておいてから十分に向かえたのはよかったです。

車内には停車駅の表示があり、安心です。トイレもありましたよ。一時間ほど列車に揺られたら猴硐到着です。

猴硐から十分への平渓線の列車は、車内に停車駅の表示がないため、アナウンスをよく聞いていないといけません。十分は中国語で「シーフェン」。猴硐から3駅です。十分で降りる人も多く、そんなには迷わないと思います。

 

時刻表はスクショや写メが便利

時刻表の調べ方のところで書いたように、時刻検索は一筋縄ではいきませんでした。台北に住むTwitterのお友達にいいサイトやアプリがないか聞いてみたところ、猴硐までの時刻表のスクショ(スクリーンショット:画面コピー)を送ってくれました。

Peterさんありがとう!なかなかさっと調べられなかったりするので、事前にスクショを撮って保存しておくと便利です。

 

そして猴硐駅では時刻表の写メを撮っておきました。十分まで行けそうなら行ってみようという感じだったので、一通り散策した後に撮っておいた時刻表をチェック。

ちょうど電車が来るタイミングで、十分まで足を延ばすことに。ある程度緩いスケジュールならこうやって現地に行ってから時刻表とにらめっこするのもありです(*^^)v

平渓線の帰りの時刻表も猴硐で写メを撮っておきました。

 

猴硐と十分へのアクセスまとめ

今回は台北を起点に猴硐、十分の順番でまわる際のアクセスを紹介しました。

平渓線は乗り放題チケット(80元)があるので、沿線の駅を巡って何度も乗り降りする場合はチケットを買うのもいいかもしれません。

ただ、平渓線は1時間に一本しかなく、今回利用したときは平日でもかなり混雑していて、あまり多くの駅をまわるのは大変かなという印象でした。台北から向かうなら、乗り放題チケットは台北、松山、瑞芳のいずれかの駅で買うことになると思います。

余裕を持って入手しないと、窓口が混んでいる場合には乗りたかった列車を逃したりというリスクもありますよね。タッチするだけで改札を通れる悠遊カード利用が、個人的には楽でよかったです。

 

次回は、台北に住む友人と食べた晩ご飯のこと!「獅子頭」という変わった名前の料理を食べに行きましたよ。