晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を中心に旅やグルメの記録を発信。

読書

大垣の思い出。大垣まつりと水門川の桜

2002年春から2005年末まで岐阜の大垣市というところに住んでいました。八幡神社を起点に毎年開かれる大垣まつり、そして町の中を流れる水門川の桜並木が見応えがあり、ときどき今でも行ってみたくなることがあります。 目次 夜の巡業「夜宮」が幻想的な大垣…

西加奈子『ふる』を読んで。いのちと向き合うこと。一歩踏み出す勇気

西加奈子さんの小説『ふる』を読みました。 表紙の絵は西さん自身が描いたもの。二匹の猫はおそらく、物語の中で主人公が飼っているベンツとジャグジー。「家にベンツとジャグジーが。」そう言うのが楽しい、と盛り上がって付けられた名前。西さんらしいユー…

若手直木賞作家の飾らないエッセイ。朝井リョウ『時をかけるゆとり』

平成生まれの直木賞作家、朝井リョウさん。『桐島、部活やめるってよ』が面白かったので、文庫本が出るたび買って読んでいます。今回の『時をかけるゆとり』は、小説ではなくエッセイ。単行本は『学生時代にやらなくてもいい20のこと』というタイトルで出て…

言葉の持つ怖さ。西加奈子『ふくわらい』

西加奈子さんの文庫本新刊『ふくわらい』を読み終わったので、その感想を。 物語の主人公は、鳴木戸定(なるきどさだ)という女性。紀行作家の父を持ち、自身は出版社で編集を務める。趣味は福笑い。 定という名前は、破天荒な父がマルキ・ド・サドから取っ…

角田光代『幾千の夜、昨日の月』は遠い記憶を呼び起こしてくれる旅と夜にまつわるエッセイ

タイトルと猫の絵に惹かれて手に取ったこの本、『幾千の夜、昨日の月』は角田さんの夜にまつわるエッセイです。 旅が好きな人には猫好きが多い。私の周りだけかもしれないけど、そんな気がします。 角田光代さんも例にもれず、旅好きかつ猫好きの一人。飼い…

西加奈子『円卓』を読んで。大事なのはイマジン

大好きな西加奈子さん。直木賞を受賞されて、本当に嬉しいです。 数ある西さんの作品の中から、人と向き合うことや、言葉のやりとりについて考えさせられたこの本、『円卓』を紹介したいと思います。 芦田愛菜主演で、映画化もされています。 円卓?こっこ、…

そこにしかないものをみつけに。雑誌『せとうち暮らし』のトークイベントに参加してきました

瀬戸内海の島々の魅力が詰まった雑誌『せとうち暮らし』。宇野港で行われた、トークイベントに参加してきました。 bollardさんでのトークイベントにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました! | せとうち暮らし アーカイブス せっかくなので、会場…

小豆島にまつわる悲恋の物語。樋口毅宏『二十五の瞳』

樋口毅宏さんの『二十五の瞳』を読みました。この本は、正直なところ自分では選ばないだろうな、という作品。彼が樋口さんのファンで、文庫で新刊が出る度に買ってきて勧められます。 二十五の瞳 [ 樋口毅宏 ] 樋口さんの作品は、読めば物語に引き込まれるし…

原田マハ『でーれーガールズ』は岡山が舞台。のんびりと眺めたい旭川沿いの風景

岡山を舞台にした小説、原田マハさんの『でーれーガールズ』を読みました。 もうすぐ映画も公開されます。イオンシネマ岡山にて先行公開。 学生時代の鮎子を優希美青、武美を足立梨花が演じています。二人はNHKの朝ドラ『あまちゃん』でも共演していましたね…