晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を中心に旅やグルメの記録を発信。

【大阪・大国町】周記蘭州牛肉面で中国ハラール料理「大盤鶏」を食べてきた

西安留学時代に食べて好きだったものの一つに大盤鶏(ダーパンジー)という鶏肉料理があります。日本ではまだまだ食べられるお店が少ないのですが、大阪にあると聞いて、法事のついでに行ってきました。

懐かしの味を求めて、大国町にある周記蘭州牛肉面へ!

 

 

周記蘭州牛肉面への道のり

去年は道頓堀でタイ料理を、そして一昨年の名古屋旅行ではベトナム料理を食べたりと、最近都会へ行く目的が各国料理巡りになりつつあります(;・∀・)

 

周記蘭州牛肉面の最寄り駅は御堂筋線または四つ橋線の大国町駅。難波から南に一駅行ったところです。難波からも歩けますが、多くの路線が乗り入れる大きな駅ではきっと迷ってしまうので、大国町駅から向かうことにしました。

 

大国町駅で地下鉄を降りたら、1番出口を目指します。

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1番出口の階段から地上へ。

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出てすぐファミリーマートがありますが、それとは反対方向、北へ歩きます。かごの屋が前方に見えますよ。

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大国町駅からお店までは500mぐらい、所要時間7~8分程です。

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ダイコクドラッグが見えたらもうすぐそこ。角を右に曲がると到着です。

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周記蘭州牛肉面は中国ハラール料理を提供するお店

入口には「中国語メニューあります」の文字。おすすめ料理が書かれています。

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西安でよく食べた涼皮(リャンピー)も!お店に入った瞬間、匂いが中国!

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友人を待っている間にやってきた何組かのお客さんはみんな中国語で注文してました(^ω^)これはもう期待しかない。

 

menu

周記蘭州牛肉面は清真(チンジェン)料理のレストラン。中国語でハラール料理の意味です。イスラム教徒の人が安心して食べることのできる料理を提供しています。

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西安はシルクロードの入口ということもあり、回族(イスラム族)が多く暮らしています。イスラムのモスク、清真寺が町の中にあり、清真料理のお店もよく見かけました。

中国とイスラムの食文化が融合した中国ハラール料理。ハラールという言葉自体、日本ではあまりメジャーではありませんが、中国では北京や上海など都市部でも清真の文字を目にします。

 

ボリュームたっぷり辛ウマな大盤鶏

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お待ちかねの大盤鶏!鶏肉をぶつ切りにして、ジャガイモ、ピーマンなどの野菜と一緒にスパイスで煮込んだもの。

メインはもちろん鶏肉なんですけど、生姜、唐辛子、花椒がたっぷり入って、その辛味と旨味が沁み込んだホクホクのジャガイモが特においしいんです。

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2人前といえども、お値段なりのボリュームがあります。3~4人ぐらいでシェアしたいところですが、この日は友人とその娘ちゃんとの食事だったので、これを頼んでしまうと他の料理が食べられなくなりそう……。

 

量を減らしてもらえないか中国語で交渉してみたけど、だめでした(笑)

留学仲間だった友人がせっかくだから食べよう!と言ってくれて思い切ってオーダー。

 

周記蘭州牛肉面で大盤鶏が食べられることを知ったのは、フォローしているshoujidianhuaさんのツイートがきっかけでした。平たい手打ち麺を入れることもできるんですよ。

この日はとても食べきれそうになく、麺はなしで。でも食べたかったなあ……!

 

西安で食べたときは、これはトサカですね?これは足ですね?なんて具合に文字通り鶏を丸々煮込んだ感が半端なかったのですが、やはり日本で出てくるものは見た目も味もマイルドな仕上がり(笑)


とはいえ辛いものが苦手な人には十分な辛さですので、辛いもの好きで集まって注文しましょう。

 

ちなみに大盤鶏は量を減らすのはNGでしたが、食べきれなかった分を持ち帰り(帯走)するのは問題ないとのこと。

 

7種類から麺の太さを選べる手打ち蘭州ラーメン

私たちのお目当ては大盤鶏でしたが、店名にも入っているように、看板メニューは蘭州牛肉ラーメン。最近東京でいくつか店舗ができて、話題になっている料理なんですよ。

 

西安からさらにシルクロードを西へ行ったところに、蘭州という町があります。蘭州発祥の牛骨スープベースのラーメン。ハラールなので豚肉を使っていません。麺はオーダーしてから手打ちしたものを茹でてくれます。

 

蘭州ラーメンは、本場蘭州へ旅行した時に食べた思い出の一品。食べてみたかったけどお腹いっぱいで断念。必ずもう一度食べに行きます! 

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麺の太さは7種類から選べます。オーソドックスなのは細麺ですが、スープが絡まりやすい平麺もいいですよね。全部試したい!誰か一緒に!!!(切実)

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写真つき日本語メニューもありますよ。店員さんは中国語も日本語もOKです。いろいろ聞きたくて中国語&日本語ミックスで会話してしまいましたが、中国語がわからなくても大丈夫なので安心してください。

蘭州ラーメンはセットで頼むこともできます。口コミではCセットにつく葱油餅も評判よかったです。

 

羊肉の串焼きなど一品料理も充実

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清真料理でイチ押しなのは、羊肉串、ラム肉の串焼き。西安にはこれが食べられる屋台がたくさんありました。

岡山だと大雲寺交差点の天天という中華料理店で食べられますよ。

 

クミンと唐辛子がたっぷりかかっていて、羊の臭さは全く感じません。これも相当辛いです。でも旨い。文句なしにビールが合います!!

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ハラールだけどお酒は頼めます。しかも昼から。飲み歩きブロガーの本領発揮です!

 

一品料理のメニューも充実。じゃがいもスライス、砂鍋もいいなあ。

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焼き物メニューいろいろ。焼きカイコは見なかったことにしておこう(笑)

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おつまみにオーダーしたのは干し豆腐の和え物。中国ではよく見る前菜です。お店によって味付けはさまざま。ここのは甘味+ピリ辛であとから辛さがじわじわきました。

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ハラール料理ということで、餃子にも豚肉は不使用。

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茹でたての牛肉水餃子。餃子が大好きな娘ちゃん、パクパク食べてました。

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皮から手作りの水餃子。やっぱり餃子はこうでないと!

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タレは当然のように中国黒酢が入ってました。匂いにクセがあるけど好きな人は好きだと思う。私は断然黒酢派!さっぱりとした酸味で肉の餡をたくさん食べても飽きないんですよね。

 

というわけで、西安で食べた懐かしい味を堪能!飛び交う中国語と中国の匂い。ディープな中国食文化を体験できる、お気に入りのお店の一つになりました。