大好きな西加奈子さん。直木賞を受賞されて、本当に嬉しいです。
数ある西さんの作品の中から、人と向き合うことや、言葉のやりとりについて考えさせられたこの本、『円卓』を紹介したいと思います。
芦田愛菜主演で、映画化もされています。
主人公「こっこ」こと渦原琴子は、孤独や人と違うことに憧れる小学生の女の子。
全然キャラは違うけど、小学生の頃、とても口下手で不器
特に印象に残ったのが、大事なのは「イマジン(想像する
悪気はないのに発した言葉が、人を傷つけたり怒らせたり
以前講師の仕事をしていたときに、10代の子に大事なことを伝えないといけない場面もいくつかありました。どうやったらうまく伝わるかな、もう少し言い方
でも、心で思ってない言葉を発しても、なんとなくそうい
だから、うまく伝わる自信がなくても、本気で伝えよう、
そう思わせてくれたのが、この小説でした。
笑いあり、じーんとくる場面もあり、おすすめです。
“9歳だったすべての方へ!”(西さんブログより)
西加奈子 Official Website: 「円卓」文庫化です!