近場へ日帰り旅。吉備津彦神社に行ってきました。岡山駅からは吉備線で3駅、備前一宮駅から徒歩圏内です。(無人駅ですが、ICカード利用可)
駅の名の通り、吉備津彦神社は備前国の一宮。鳥居の両側には茶色い狛犬。
備前焼でできています。岡山らしいですね。 鳥居の奥に見えるのは、吉備の中山。この山を挟んで西側には、備中国一宮である吉備津神社があります。名前がよく似ていますが二つは別の神社。
吉備の中山は、神奈備山(かんなびやま)とも呼ばれ、神が宿る山という意味だそうです。枕草子や古今和歌集にも記載があり、古くから都の人々にも知られていたことがわかります。
鳥居をくぐると庭園が広がっていて、池にはたくさんの鴨も。
訪れたのは2月。椿がきれいに咲いていました。
大きな松の木。広々としていて緑が多く、気持ちのいい場所です。
髄神門(ずいじんもん)。元禄10年(1697年)池田綱政公が造営。
拝殿の前にも茶色い狛犬が。
お参りをし境内を歩いていると、かわいらしい絵馬を発見。さすが岡山、桃のモチーフ。
そして、桃みくじなるものも。
こちらは桃太郎像。ちょっとシュール。
神社の公式ホームページにも、「なかなか味わい深いものがあります」と書かれています(笑)
境内ガイド - 吉備津彦神社 (No.26 桃太郎像)
桃太郎の伝説についても記載がありました。温羅が鬼であるとされています。
大和朝廷から派遣された大吉備津彦命が吉備の地を平定するに際して、渡来人として吉備の国に製鉄文化をもたらした 温羅(うら)との戦いが、童話「 桃太郎さん 」の物語として今に伝承されています。
大吉備津彦命が吉備津彦神社に祭られている神様です。
ただ桃太郎の話の由来については諸説あるようで、お隣の吉備津神社にも鬼退治神話が伝わっています。
この日、区役所で手続きをするために備前一宮へ来たのですが、書類ができるまでに1時間以上の待ち時間。さらに時間を潰すため、次はカフェへ向かいます。
HACOBU KITCHEN 吉備の中山店 「はこきび」
区役所の駐車場前で古民家カフェの看板を見つけ、行ってみることにしました。
案内の看板にしたがって、路地の奥へと進みます。
家の一角をカフェにされているようで、よそのお宅へお邪魔する感じ。インターホンを押して中へ入ります。
いただいたのは、はこきびライスランチ。お椀の中にはシチューが入っていました。
どれも、手作りの優しい味わい。
食後はカフェオレを。写真ではわかりにくいけど、わりと大きめのカップでたっぷりの量。
お店の方が猫好きなようで、猫モチーフのものが店内にちらほらと。
伝票をとめるクリップも猫さん。
ちなみに、はこきびのオーナーご夫婦の娘さんである中山咲子さんが、京都で同じ名前のカフェ「HACOBU KITCHEN」を開かれています。
hacobukitchen | やさしい豊かな「食」の記憶をはこぶ、そんな場所。
なんとこのブログの運営会社である「はてな」のまかないシェフをされていた方。岡山にもご縁があったとは知らず、驚きました。
行き当たりばったりの散策でしたが、ゆったりと癒しの時間を過ごせました。
はこきびさんのブログはこちら。