岡山のご当地ラーメンとして有名な笠岡ラーメン。真鍋島への玄関である笠岡駅周辺に歩いて行けるお店が何軒かあります。
先月の真鍋島旅行の帰りに、せっかくだから笠岡ラーメンを食べよう!ということで、中華そばいではらに立ち寄ってみました。
親鳥のチャーシューが入った笠岡ラーメン
笠岡ラーメンの具はメンマ、斜めに切った 青ネギと「煮鶏」と呼ばれる親鳥を醤油で煮込んだ鶏シャーチュー。
笠岡市は古くから養鶏と製麺が盛んな土地で、戦前からトリガラスープと煮鶏(鶏チャーシュー)を使った地ラーメン(笠岡ラーメン)が永く親しまれてきました。
鶏が使われたのは身近な食材であったことが大きな理由のようです。
親鳥は若鶏と比べると硬くて歯ごたえがありますが、噛めば噛むほど旨みが出てきて独特の味わい深さがあります。
丸亀の骨付き鶏も親鳥とひな鳥が選べますね。この辺りではわりとメジャーな食材なのでしょうか。
スープは醤油味で、ベースは鶏ガラだけで作ったものと、それに魚介スープを合わせたダブルスープのラーメンがあります。
いろいろなお店のラーメンを食べ比べてみても楽しいですよ。
「いではら」の笠岡ラーメンはスープがおいしい
笠岡駅から少し歩いたところにある「いではら」さん。青い看板が目印です。
笠岡ラーメンは昼営業だけのお店が多い中、ここは夜遅くまで開いていて便利。
※現在は昼営業のみとなっています(2022.5.3追記)
中はカウンター席のみ。メニューも中華そば(大・並)とめしの3種類だけで至ってシンプル。
中華そば並(600円 )を注文。
並とはいえ、麺の量がけっこうたっぷりあってお値打ちです。親鳥のチャーシューはもちろん、スープが特においしい。
いちばん古くからある人気店「坂本」に以前連れて行ってもらったことがあるのですが、個人的にはいではらのスープの方が好み。
「化学調味料を一切使わず鶏のうまみを凝縮した最高の一杯。」という、お店の紹介文にも頷けます。
笠岡駅近くのレトロな商店街
いではらの開店まで少し時間があったので、それまで駅前の商店街を散策。
笠岡駅前からすぐの信号を右に曲がったところに「中央商店街」があり、その奥に古いアーケードが見えてきます。
かつてこの辺りにはえびす様の祠が祀られていたため、「えびす通り商店街」と呼ばれています。そういえば倉敷の駅前にも同じ名前の商店街がありますね。
なまこ壁の立派なお屋敷跡があったりとてもいい雰囲気なのに、ほとんどやっているお店がなくて寂しい。日曜日にもかかわらず人通りはまばらでした。
毎月旧暦24日に開かれる「おかげ市」では地元の人でにぎわうようです。
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せっかくの趣ある通りがこのまま廃れていくのはもったいないので、また笠岡ラーメンを食べに、そして真鍋島の猫に会いに、笠岡を再訪したいと思います。