満開の菜の花を見に、奈義町の菜の花まつり(2017年4月16日開催)へ行ってきました。
奈義町ってどこ?
奈義町がある勝田郡は岡山の北部、美作(みまさか)と呼ばれるエリアに位置しています。県北最大の都市津山市と接していて、中国自動車道を使えば関西からでも2時間半ほど。
奈義町は岡山県東北部に位置し、東は美作市、西は津山市、南は勝央町、北に国定公園那岐山(標高1255m)、滝山(標高1197m)の連山の分水嶺を境として鳥取県智頭町と接しています。
(奈義町/アクセス・エリアマップより)
岡山市内からは一般道で約2時間。電車の場合は津山駅から路線バスが出ていますが、1時間に1本程度なので車でのアクセスがおすすめです。
奈義町現代美術館とシンボルロード
ここ奈義町にある現代美術館をご存じでしょうか。芝生の広場に突如現れる円筒状の建築物がとてもユニーク。これも美術館の展示室の一部です。
奈義町現代美術館の設計をしたのは、世界的に活躍する建築家磯崎新。そしてこの円筒形の建物の中で荒川修作の作品を鑑賞することができます。
荒川修作といえば、岐阜県にある『養老天命反転地』の方が有名かもしれませんが、こちらの奈義町の作品の方が一年早く公開されています。
天命反転地はSMAPの草彅剛と俳優の菅田将暉がテレビ番組の企画で訪れて、一時期少し話題になっていましたね。
奈義の作品も天命反転地と同じように、視覚だけでなく身体全体を使って体感できるもの。また足を運びたくなる大好きな場所です。
ここから那岐山へと続くまっすぐな道「シンボルロード」の両側に約15haの菜の花畑が広がっています。
今年は菜の花の咲き具合があまりよくなかったようで、一面に広がる黄色い絨毯!とはいきませんでしたが、この雄大な景色だけでも来てよかったと思わせてくれます。
菜の花畑を散策
この日は20度を超える春とは思えない陽気。周辺を歩いて散策するのにぴったりなお天気で、鮮やかに咲く菜の花を楽しむことができました。
途中スチールで組み立てられた展望台があり、少し高いところから景色を眺めたり写真を撮ったりも。
私たちはお祭りの終盤に来たため間に合いませんでしたが、クレーン車や自衛隊の車両に乗って菜の花を鑑賞するという、珍しい体験もできますよ。
名義川沿いの桜並木もきれい
菜の花畑の向こうに桜並木が見えたので、ついでに行ってみることにしました。
町の名前は奈義ですが、ここは名義川と書くのですね。桜並木とホタルの育成を行っているようです。
桜の見頃は過ぎてしまったけれども、ひらひらと舞う花びらを眺めるのもいいものです。わりと穴場なのではないでしょうか。
来年はぜひ満開の頃に来てみたい。
桜の向こうで風になびく鯉のぼり。
ずっと見ていたくなるのどかな風景。
奈義町へは移住する前に一度旅行で来たことがあります。
その旅行がきっかけで移住先を岡山に決めたのですが、実は祖母の生まれ故郷が奈義町だったことを知り、何かと縁がある町です。
いつか古民家を買ってリフォームして暮らすのが夢で、その候補の一つがここ奈義町。
那岐山に守られているような、不思議と心が落ち着く感覚があります。縁側で猫を撫でながらぼーっとしたり、畑で野菜を育てたり、自然の中でのんびり過ごすのが理想です。
菜の花まつり会場
最後に、菜の花まつりの会場の様子を紹介します。 開催概要は奈義町観光サイトのお知らせ一覧からご確認くださいね。
奈義町の食材を楽しめるフードマーケット
美術館の向かい側にテントやテーブルが並んでいます。
菜の花フォトコンテストや写生大会といった参加型のプログラムもあり、家族で来られている人が多かったです。
観光協会のブースでは、那岐山麓で採れた菜の花米が販売されていました。
奈義ビーフや黒豚の串焼きがおいしそうだったんですが、残念ながら既に完売。もっと早く行くべきでした(;^ω^)
閉会の挨拶の様子。奈義町のキャラクター、さと丸くんも登場。顏は里芋、右手に白ネギ、左手にアスパラガスを持つスーパーヤサイ人だそうですw
自衛隊のブースも
奈義町には陸上自衛隊の日本原駐屯地があります。自衛隊もブースを出展していて、制服を着て写真撮影をしたり、自衛隊グッズのガチャコーナーがあったり。
こちらは非常食の展示。
着いて早々ソフトクリームをゲットしました。外は汗ばむぐらいの日差し。冷たいアイスは最高ですね。
芝生に座って食べたももちゃんというお店のたこ焼き。しばらく待った甲斐あって、出来立てあつあつです。米粉が入っているそうで、中の生地はとろっと柔らかめ。
片付けを始める出展者の皆さん。自衛隊のブースは大変手際よく、いちばん早くに撤収していました。
右の赤いテントなんですが、椅子とテーブルがぴしっときれいに並んでます。さすがですね。
以上、菜の花まつりのレポでした!興味を持たれた方は、ぜひ一度奈義町を訪れてみてくださいね。