ガイドブックにはあまり載っていませんが、外国人観光客に人気だという曹源寺。以前から気になっていて、期日前投票で市役所へ行ったついでに訪れてみることにしました。
岡山市中心部から中区円山にある曹源寺までは、車で20分程度。総門のすぐそばに駐車場があります。
アクセス
JR岡山駅から西大寺行きのバスで約20分、山陽自動車道岡山ICから車で30分
池泉回遊式の庭園は入園料大人100円、子ども50円。開園時間は午前8時~午後5時。本堂は原則拝観不可。
曹源寺は岡山藩池田家の菩提寺で、元録11年(1698)に池田綱政が父光政と祖父信輝の菩提を弔うために建立した臨済宗妙心寺派の禅寺です。
総門を入ると、三門に向かって石畳がまっすぐに延びています。
蓮の花が少し咲き始めていました。見頃にはまだ早かったよう。
石橋の架かる放生池にも蓮が植えられています。
総門を振り返ると長く続く松並木が望めます。曹源寺創建時に植えられ、現在は100本余りが松並木を作っています。
参道から総門・山門(三門)・本堂が一直線に配されているのは、禅宗建築の代表的なものだそう。
山門は創建時から残っていて、大変趣があります。「護国山」と書かれているのは曹源寺の山号。
奥へ進むにつれて静けさが広がり、束の間日々の喧噪を忘れさせてくれます。
木立を抜けると立派な本堂が現れました。
本堂の西(左手)にあるのは経蔵。
本堂の前を外国人のお坊さんたちが歩いていくのを見かけました。現在修行僧のほとんどが外国人で、 20年近く修行し、指導者として各国で禅堂を持つ人もいるとのこと。昼食は当番制で各国の料理が振る舞われたりも。
帰りは鐘楼の脇の小道を通ってみました。緑豊かな境内。こちらも高い木々に囲まれています。
アジサイのブルーがきれい。
実は本堂の東(右手)に池泉式回遊庭園や池田家の墓所、三重塔へと続く入口があったのですが、全く気付きませんでした(;´・ω・)
ちょうど修行僧の一行が入っていったため、関係者以外は行けない場所なのかと思い・・・。訪れた際にはぜひそちらも忘れずご覧くださいね!(笑)
春には見事に咲く枝垂れ桜も楽しめますよ。