日帰り四国旅。猪熊弦一郎現代美術館(通称MIMOCA)へ行ったときのことを。
目的は、猪熊弦一郎展『猫達』。展示は9/27までやっています。猫好きにはたまらない内容!
猪熊弦一郎(1902-93)が好んで描いたモチーフのひとつに猫があります。夫婦ともに猫好きだった猪熊家では、一度に一ダースの猫を飼っていたこともあるようで、たくさんの猫に囲まれた暮らしのなかで、猪熊は、画家の目で猫をとらえるようになりました。彼が描いた猫の姿は、写実的なスケッチ、シンプルな線描、デフォルメした油彩画と実にさまざまで、画家が猫の魅力を存分に享受し、創作に挑戦した様子がうかがえます。本展では、猪熊が描いた猫の絵を、作風や技法、他のモチーフとの組合せなど複数の視点からご紹介いたします。モチーフとしての猫に対する客観的な視点と、友としての猫に対する敬愛の念が呼応した、猪熊ならではのユニークな「猫達」をご堪能ください。
こんぴらさんへ行った記事でも書いていましたが、岡山から四国はとても近い。
美術館のある香川県丸亀市までは電車、車ともに1時間ちょっと。今回は車で向かうことに。
まずは瀬戸大橋!海を渡ります。
途中のサービスエリアからの景色。晴れた日は本当に気持ちいい。
美術館は丸亀駅からすぐのところにあり、地下の駐車場から上がるとすぐに入口が。
展示の案内。ゆるい猫の絵にテンションが上がります。
いくつかオブジェも。
チケット売り場から入ったところ。とてもおしゃれ。
そして、いよいよ展示室へ。
この美術館、なんと撮影OKなのです。太っ腹。チケットも企画・常設両方が見られて、950円。
明るく広い展示室。週末なのに人も少なくてゆっくりと見られました。
自転車と女の子の絵が気に入ったのだけど、ポストカードが売ってなくて残念。どこかにないかな。
こちらは常設展 。
そしてもうひとつの企画展。マルティーノ・ガンパー『100日で100脚の椅子』
イタリア出身、ロンドン在住のアーティスト。ロンドンの路地や友人の家から使われなくなった椅子を集めて組み立て直し、1日1脚、100日で100脚の椅子を製作。99脚の椅子は世界各地を巡回し、100脚めの椅子はそれぞれの場所で新たに製作されてきたそうです。今回も丸亀の椅子を使って、100脚めが作られているとのこと。
どれも個性的。到底座れなさそうな椅子もいくつか(;^ω^)
開放感があり、建物を眺めるのも楽しい。
併設のカフェ「MIMOCA」。企画展ごとに入れ替わる限定スイーツもあるそうです。
チケット売り場でもらったチラシ。猫の形になってます(^^)
数種類の中から選べます。
今回の戦利品。
ちなみに最終日27日には猫好きでも知られる作家、町田康さんのトークショーがあり、もう一度訪れる予定です。
クロージング・トーク「猫をえがく」|イベント|MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
町田さんの猫にまつわるエッセイ「猫にかまけて」はとても笑えるし、泣けます。外出先で読むのは危険なので、ご注意を(笑)