岡山県民に長年愛されているソウルフード、バナナクリームロールをご存じでしょうか。以前紹介した大手まんぢゅうや白十字のスイーツとともに、原田マハの小説『でーれーガールズ』を読んで知ったのがこの菓子パンです。
バナナクリームロールを販売しているのは、キムラヤ(岡山木村屋)という会社。銀座木村屋で修行を積んだ創業者が大正8年(1919年)、表町に最初の店舗をオープン。それ以来90年以上も岡山県民に親しまれているローカルなパン屋さんです。
なんてことないロールパンですが、バナナ味のクリームというのがちょっと珍しいかも。
ふわふわの自家製クリームはかなり甘め。白十字のスイーツもそうでしたが、岡山の人は甘味の強い方が好みなのでしょうか。
このバナナクリーム、単品で販売されるほどの人気ぶりです。食パンに塗ったりサンドイッチにしたりと、アレンジも楽しめますよ。
倉敷の工場敷地内に24時間営業している直売店があるということで、バナナクリームロール以外も食べてみようと、買い物に出かけてみました。
※2020年10月追記
売店の営業時間が6時~22時に変更されています。
直売店に併設のカフェ、サンドイッチハウスは安くて種類が豊富。朝6時から夕方18時まで営業しています。
モーニングメニューもなかなか充実。パン、サラダ、コーヒー(or 紅茶)がついて税込340円!工場直営ならではの良心的な値段です。
出荷用のキムラヤトラックがずらり。
店内は広々としてきれいです。
窓際にはポインセチアが飾られ、クリスマスムードでした。
モーニングもランチも終わっていたので、通常メニューをオーダー。それでもコーヒー290円、サンドイッチ340円でかなりお得だと思います。
ちゃんとサイフォンで淹れてもらえたホットコーヒー。熱々で香りもよく、お値段以上の味わいでしたよ。
サンドイッチはハム&エッグ。白い普通のパンかライ麦パンか好きな方が選べます。今回はライ麦パンをオーダー。
ふわっと柔らかいパンにタマゴがたっぷり。素朴で優しい味でした。
サンドイッチでお腹を満たしたあとは、隣の売店へ。24時間営業のパン屋さんってなかなか聞かないですよね。夕方でしたがまだまだたくさんの種類のパンが並んでいました。
ロールパン2種類とカレーパンを買って翌朝家で食べてみることに。
宇治抹茶クリームと白あんは和風の組み合わせ。割ってみるとわりと白あんも主張してました。抹茶クリームはちゃんと濃いめのお茶の香りがします。個人的にはバナナクリームよりこちらの方が好き。
たくあんサラダロール。おいしいのかどうか半信半疑で買いました(;^ω^)
中はシャキシャキしたたくあんが入ってます。マヨネーズで和えてあるので全然違和感なかったです。マヨネーズってほんと万能。
サワークリーム入りのチキンカレーパン。クリスマスチキンみたいな包装になってました。
よくある揚げカレーパンに比べると中の具は少なめ。油っこくないので朝にはこのぐらいがいいかもしれませんね。
倉敷工場売店までのアクセスは車が便利です。最寄り駅はJR山陽本線の中庄駅。徒歩で行けないこともないですが1kmちょっとあり、15分~20分ぐらいはかかりそう。
車なら旧2号線沿いで駐車場も広めなので行きやすいですよ。倉敷インターにも近く、サンドイッチハウスでモーニングしてから出かけたりするのもよさそうですね。
倉敷工場売店・キムラヤのパン&サンドイッチハウス
倉敷市中庄2261-2
倉敷工場売店・キムラヤのパン&サンドイッチハウス | キムラヤのパン|岡山を中心に愛されて100周年。岡山木村屋