晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を中心に旅やグルメの記録を発信。

ジンと台湾料理がもっと好きになる!台湾ドリンク専門店好日とKAKKY'S BARのコラボイベント「ジンと台湾」

ジンと台湾料理のマリアージュ?!初めて聞く不思議な組み合わせに心躍る夜。2021年10月24日に奉還町の台湾ドリンク専門店好日で開かれたイベント「ジンと台湾」に参加してきました。

 

 

お酒好きのための完全予約制コラボイベント「ジンと台湾」

ジンと台湾は、奉還町にある台湾ドリンク専門店好日とバーKAKKY'S BARのコラボイベント。岡山で本場台湾の味を楽しめる貴重な場所である好日さん。お店への行き方などは好日の牛肉麺ランチを食べに行ったときの記事を参考にしてくださいね。

www.harenokunikara.net

 

普段は昼間しか営業していない好日さんですが、この日は夜なのに明かりがともっていて新鮮な感じ。いよいよ楽しみにしていたイベントが始まるんだなあとわくわくしながらお店の中へ。

夜の好日

イベント開始前の好日店内

 

ハロウィーンが近かったのでカボチャの飾りつけがされていましたよ。

ハロウィーン飾り

 

ジンと台湾のイベントを知ったのは、フォローしているヨッピーさんのツイートがきっかけ。

 

田町の蕎麦バー水谷でジンを飲んで以来、香り豊かなジンにはまっています。そして、台湾料理も大好物。好きと好きが組み合わさったこんな素敵なイベントを逃すわけにはいきません!

 

お酒が飲める人限定の完全予約制イベントということで、一緒に飲むと絶対楽しい、ブログ仲間のうーとさんを誘って参加しました。

 

うーとさんもイベントのことをブログに書かれているので、ぜひ読んでみてくださいね。

uto-blog.com

 

本場台湾料理をあてにひたすらジンを飲むストイックな会

各テーブルに置かれたジンと台湾メニューをまずはチェック。

ジンと台湾メニュー

私の好きなジンは京都の季の美と広島の桜尾なんですが、メニューに書かれているのは飲んだことがないジンばかり。台湾のジンが特に気になります!

 

ジンの準備をするKAKKY'S BARのかっきーさん。

ジンを準備するかっきーさん

ジンが好きすぎて、あふれるジンへの愛を語りだすと止まらないとか。ジンが好きな方、一度飲んでみたいという方はぜひ奉還町のKAKKY'S BARへ。

 

 

ツイートは既に酔っぱらっていたのか、ストレートではなくロックですw

出てくるお酒はもちろん、すべてジンを使ったものばかり。順々に注がれるジンをひたすらに味わうストイックな会。

 

10数名限定で各グループまたはお一人それぞれに席が用意されていました。コロナ禍のイベントは不安な部分もありましたが、基本的には一緒に参加したうーとさん以外と話すことはなく、みんなそれぞれで楽しむ感じ。

 

交流できない寂しさも若干ありますが、知らない人と話すのに気を使うこともなく、感染対策の面でも安心して参加できるイベントでした。

 

さて、始まりの一杯、カバランジンで乾杯!

ジンで乾杯

 

カバランジンのジントニックと台湾おでん

まずは台湾のカバランジンをトニックウォーターで割ったジントニック。岡山の牛窓産ライムがアクセントに。

ガバランジンのジントニック

このイベントの数日前に、近所のドラッグストアで牛窓のライムをちょうど見つけて買ってみたんですよ。ウイスキーに入れたら香りがよくて甘みもあっておいしかった。

 

台湾のジンに合わせるのは、台湾おでん滷味(ルーウェイ)と呼ばれ、台湾の地元の人にはお馴染みの屋台料理なのだそう。

 

「滷」が台湾料理に特徴的なものだと何かで読んだけど、あまりピンと来てなかったので、ようやく知れてよかった。

滷には煮込むという意味があり、醤油やスパイスで煮込んだ料理の総称が滷味。魯肉飯は滷肉飯とも書くそうで、上にのっているお肉も滷味の一つなのですね。

台湾おでん

よく味が沁み込んだ台湾おでん。日本人的には見た目にぎょっとしてしまう鶏のモミジも。モミジは中国やベトナムの人にも人気。食べてみるとコラーゲンたっぷり、プルプルしてておいしいんですけどね。

 

ちなみに私たちお酒が好きすぎて、好日のイベントの前に、昼間からすでに何軒かハシゴしてました。

 

 

2軒めに行ったお気に入りのベトナム料理店「ハノイレストラン」でチキンのビール煮を頼んだら、なぜかこの日はスペシャルだったようで(;´∀`)

うーとさんは頭がついてるーってめっちゃ喜んでたので、当然鶏のモミジにもテンション上がっていました。さすがw

 

カバランジンのロックと台湾ソーセージ

カバランジンを次はロックで。なんと一種類のジンを二通りの飲み方で出すパターンもあるのですね。この時点で今夜はいったい何杯飲むことになるんだろう……という不安がよぎりw(昼からハシゴしてますからね)

 

それでも出てくるものはどんどん飲んでいきますよ。ジンをロックで飲むのは初めて。香りをダイレクトに感じられ、(わかる人にはわかる)中国の白酒みたいな感覚。

ガバランジンロック

ジンの材料に使用するハーブやスパイスのことをボタニカルと呼ぶのだそう。このボタニカルに何を入れるのかによって、ジンの香りの様々なバリエーションが生まれます。滋賀のクラフトジンには、タガメを入れるものがあるのだとか。甘みがあるそうですが、私はちょっと遠慮しておきたい……(;´・ω・)

 

続いての料理は台湾ソーセージ。日本のソーセージよりも甘めの味付け。学生時代に北京の大学で朝ご飯に食べたのとよく似ていて、懐かしくなりました。

台湾ソーセージ

お好みで生ニンニクのスライスと一緒に食べます。

 

タンカレーセビリアジンのグラニテ

お口直しにおしゃれなグラニテ。イギリスのジン、タンカレーセビリアジンを使ったシャーベットです。

ジンのグラニテ

デザートではないので甘さは控えめ。まだまだ宴は続きます。

 

ミッケラーボタニカルジンと手羽先

おこわの入った台湾手羽先。この日の料理はどれもおいしかったけど、特に好きだったのがこれ。モチモチのおこわと甘辛い手羽の味付けがよく合う。

手羽先

手羽先にはビールということで、ビールに使用するホップを使ったジン、ミッケラーボタニカルジンを。

ミッケラーボタニカルジン

手羽先の油を流してくれる一杯なのだそう。

 

宮崎のジン「HINATA(ひなた)」と三杯鶏

ジンはこれがいちばん好みでした。宮崎のクラフトジン、HINATA(ひなた)をロックで。なんとも南国の宮崎らしいネーミング。合わせるのは鶏肉をバジルで炒めた三杯鶏(サンベイジー)

HINATAと三杯鶏

 

三杯鶏は台湾ではポピュラーな家庭料理のようで、お盆に好日さんのレシピを参考に作って写真を上げたら、台湾の友達が実家の三杯鶏が食べたくなったとコメントをくれました。

 

三杯鶏の名前の由来は3種類の調味料(三杯)で作ることから。手順がシンプルで作りやすかったです。

 

自分で作ったときはバジルが売ってなくてパクチーで代用したので、本場のバジルを使った三杯鶏をようやく食べれて満足。HINATAのボタニカルには宮崎らしい金柑日向夏、そしてチャイにも使われるカルダモンが入っていて、三杯鶏のバジルの香りと相性ぴったり。

 

 

ザ・ボタニストと麻辣鍋

最後の一杯はスコットランドのザ・ボタニスト。料理の〆は麻辣鍋

ザ・ボタニストと麻辣鍋

ザ・ボタニスト

鴨血腐竹が入った本場の麻辣鍋は正しく辛かった。痺れる、でもクセになる辛さ。

麻辣鍋

鴨血を食べるのは多分初めて。臭みはなく独特の食感で体によさそう。うーとさんと久しぶりの再会が楽しすぎてここに来るまでに食べ過ぎてしまい、全部食べ切れなかったのが心残り。また食べに行きます!

 

お酒好きでよかった!と心から思えた夜

いやあ、よく飲みました。ジンも台湾料理も知れば知るほど奥深く、ますます好きになりました。

 

 

参加者のみなさん、これだけ飲んでも酔ってはめをはずすこともなく、ほんとにお強いw

 

ジンはもともと薬用酒だったからか、単に体調がよかったのか、二日酔いは全くなく、むしろ翌日は体がすっきりしていてびっくり。

 

ジンだけに絞ってお酒を飲むってなかなかないことだし、料理との組み合わせで違うお酒を味わうというのも、お酒が飲めるからこそ体感できること。お酒好きにとっては最高の企画でした!