瀬戸内国際芸術祭夏会期、豊島の次は男木島に行ってきました。今回は電車で高松へ向かい、高松に一泊して男木島と女木島をまわることに。
岡山から高松までは快速マリンライナーで約1時間。高松港から男木島まではフェリーで40分です。
高松港10時発のフェリー「めおん号」に乗って男木島へ。途中女木島に寄港してから男木島へと向かう航路になっています。平日でしたが夏休み期間中とあって海水浴客も多く、席は全て埋まっていました。デッキにも人がいっぱい。
10:40男木港に到着。男木島は周囲4㎞の小さな島で、狭い路地や坂道のアップダウンが多く、島での移動手段は徒歩がメインとなります。
男木島の瀬戸内国際芸術祭作品
男木島は歩いて行ける範囲に作品がたくさんあり、写真撮影もOK。港に着いてすぐの男木交流館でアート作品の場所が書いてある散策地図をもらえます。
瀬戸芸初心者にもまわりやすくておすすめです。途中カフェで休憩を入れつつ、3時間半ぐらいで見終わることができました。
男木島の魂(男木交流館) ジャウメ・プレンサ
Lighthouse Keeper イム・ミヌク
実際に使われている漁船にペイントされていて、いつもそこにあるとは限らない作品。ちょうど漁師さんが乗って帰ってきたところでした。
男気プロジェクト TEAM 男気
青空を夢見て レジーナ・シルベイラ
歩く方舟 山口啓介
男木島 路地壁画プロジェクト wallalley 眞壁陸二
讃岐の伝統工芸品である漆を使ったアート。
星のような丸い点は「彫漆」という技法を使って描かれています。色漆を何層にも塗り重ねて、漆の層を彫り出していくという素晴らしい技術。
漆といえば黒のイメージでしたが、讃岐の漆は明るく華やかな色彩に大きな特徴があるそうで、色とりどりの漆を使った空間やデザイン豊富な漆器など見ていて面白かったです。
漆の家 漆の家プロジェクト
部屋の中の部屋 大岩オスカール
糸電話みたいにパイプで繋がって声が聞こえるようになっています。
こんなに下の方まで繋がっていると思わなくて、「こんにちは~」とか声を出してしまったけど、近くを通った人びっくりしそうですね(;´∀`)
オルガン 谷口智子
自転-公転 リン・ティェンミャオ(林天苗)
記憶のボトル 栗真由美
よく見ると花びらに絵が。
SEA VINE 高橋治希
楽器がくるくると回転して音が鳴り出す不思議な空間。次はどこから音が聴こえてくるんだろうとわくわくします。
アキノリウム 松本秋則
作品ではないけど気になった、古民家のレトロなガラス。
カレードスコープ ブラック&ホワイト 川島猛とドリームフレンズ
細い路地や坂道の多い島での必需品、オンバ(乳母車)がアートに。
フェリー「めおん号」がモチーフになったものも。
オンバ・ファクトリー
併設のオンバカフェ。テラス席からは海を一望できます。
昭和40年生まれの複数の作家さんが思い思いに作品を展示。なかなかカオスです。
古いポスターの女の子がかわいい。
昭和40年会男木学校 PSS40 昭和40年会
男木島の全作品を見終え、15時発のフェリーで高松へ戻りました。
余裕があれば男木島灯台と男木島図書館にも足を延ばしたかったのですが、暑さで体力の消耗が半端なかったのでまたの機会に。
男木島の風景を作品と一緒に楽しもう
男木漁港周辺の穏やかな海。向こうに見えるのは屋島と五剣山。
男木漁港から豊玉姫神社までは上り坂が続きます。ひたすら暑さとの戦い。でも振り返ったときに見える海の景色は本当にきれい。
豊玉姫神社の階段からも海が見えます。
境内には猫がいましたよ。
作品を探して坂道を上ったり下りたり。
「ドリマの上」というお店では帽子を貸し出ししてました。ありがたいサービスですね。
素敵な花あしらい。
ポストカードの無人販売があったり。
こんな細い路地の奥に郵便局が。
鳥居が見える階段を下りると、フェリー乗り場に戻ってきます。
坂の途中のオープンな雰囲気のお店、男木人(OGITO)。
男木島で立ち寄ったお店
カラフルな漆器が素敵な「漆の家カフェ」で瀬戸内海を見ながらひと休み
カラフルな漆のお盆。冷たいお茶をいただきました。島の不要品となっていたお椀を、漆を塗り直して再生して使っているものもあるそうです。
窓の向こうには瀬戸内海。
【お品書き】
コーヒー(アイス/ホット) 400円
お茶(お菓子付) 400円
オレンジジュース 400円
※会期外の営業は要問合せ(基本的にイベントの日のみオープン)
ドリームカフェのめおんバーガーとハイボールで乾杯
昼間から飲むお酒はどうしてこんなにおいしいんでしょうね(*´ω`)
海を眺めつつ飲むハイボール、最高。
ランチにはハンバーガーをいただきました。瀬戸内海産の魚のすり身をカツにした、めおんバーガー。
※瀬戸内国際芸術祭の開催中のみ営業
男木島へのアクセス
男木島へは高松港からフェリーが出ています。チケット売り場が混むので早めに行って購入しておくといいですよ。
夏季は増便もありますが、基本的には2時間に1本。男木島まで片道510円です。
島の中の移動は徒歩が基本。男木島灯台へ行くならレンタサイクルが便利です。
夏の島を巡る瀬戸内国際芸術祭での暑さ対策
男木島ではお天気に恵まれ見事な快晴。青い空!青い海!な夏らしい旅となりました。
ただ、夏の島はものすごく暑いです。エアコンが効いている場所も少なく日差しが強いので、帽子と水分は必須。
コンビニもない島の中では飲み物を買える場所が限られています。フェリーに乗る前にある程度は用意しておきましょう。
無理せずゆっくり休みながら作品を巡るのがポイントです。熱中症対策のため、手ぬぐいを水で濡らして首に巻いて歩きました。
軽くて乾きやすい手ぬぐいは旅でも大活躍。男木交流館でオンバやめおん号の描かれた男木島手ぬぐいが買えますよ。
今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」