晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を中心に旅やグルメの記録を発信。

岡山生まれのこだわりの逸品が揃う!イオン岡山ハレマチ特区365でお土産選び&冬イルミ

親しいお友達との忘年会。クリスマスも近いので1000円以内のプレゼントを持ち寄ることになりました。先日新見で買ったカツマル醤油さんのごまポン酢醤油を早速使ってみたところ、ゆずがふわっと香ってとってもおいしく、ぜひこれを贈りたいなと。

 

 

イオンモール岡山5階に、ハレマチ特区365という岡山産の銘品を扱うセレクトショップが入っています。ここならきっとありそうと思い、行ってみることに。

 

調味料コーナーを覗いてみるとやはり置いてありました!ラッピングをしてもらい、紙バッグもきれいなブルーで目を引きます。

haremachi-wrapping

この水色にもちゃんと岡山の自然にちなんだ意味があるそうです。

 

シンボルカラーは、優しい水色ブルー、元気な紅色ピンク、穏やかなグリーン。水色は、晴れの国・岡山の晴れた日の「青空」や、山から海へとつながる三大河川の「水」、陽光にきらめく穏やかな瀬戸内海の「海」の象徴です。 
コンセプト|ハレマチ特区365より

 

店内はおしゃれでかわいく、岡山のいいものがたくさん揃っています。イオンといえば割と画一的な内装で、全国的に展開している企業のものを扱っている印象でしたが、こういう地元のものを積極的に紹介するお店があるのは嬉しいですね。

 

調味料の他にも、倉敷帆布を使ったバッグや児島のジーンズなども並んでいて、今や全国的に有名なカモ井のマスキングテープは充実の品揃え。

 

カモ井加工紙は倉敷に本社のある会社です。

マスキングテープ「mt」- masking tape -

 

 

ハレマチ特区限定のマステ。自宅用に買って帰りました。柄は、ジーンズや帽子などお店で扱っている商品のイラスト。

masking-tape

 

互茶さんの手ぬぐい「おかてぬ」もあります。

ハレ365という柄で、岡山のある1年の天気を表したもの。

okatenu

晴れの国岡山ということで、お日さまマーク多め。 

写真は倉敷で買ったときのです。袋に貼られたマステがアクセントに。お店の人が一つだけ太陽の形が違うのがあると言われてたんですが、未だに見つけられてません(;^ω^)

 

ハレマチ特区では岡山のものづくりを体感・体験してもらえるようにと、たくさんのワークショップが開かれています。平日週末問わず開催されているので、参加しやすそうですね。だるま作りとか楽しそう♪

ワークショップ|ハレマチ特区365

 

お店のある5階には中庭「ハレマチガーデン」があります。天気のいい日には青空も見える開放的な空間。ベンチやテーブルなど休憩スペースもあり、ドリンクやスイーツをテイクアウトしても。

 

そして、冬の間はイルミネーションが見られて本当にきれいです!最近はブルーなど寒色系の装飾が多いですが、こちらは暖色系で温かい色合い。

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今年新しく加わった馬車のオブジェ。

 

写真右端に映っているのはヒーター。寒さ対策もばっちり。

illumination2

 

上の階のカフェやレストランからも眺められます。

illumination3

12月中の土日は、ジャズライブが開催されていました。その年によってイベントは変わるようです。詳細はこちらのページで確認くださいね。

イオンモール岡山公式ホームページ :: イベントニュース

 

イオンでおすすめのカフェは、ハレマチ特区のすぐそばにあるマルゴカフェさん。
岡山で人気の、フルーツジュースやコーヒーがおいしいカフェ。問屋町のマイマイと同じ系列のお店です。

 

こういう雰囲気のいいカフェって禁煙のところが多いのですが、こちらは分煙です。写真は喫煙席から見た店内。

marugo

禁煙席は窓からイルミが見えます。ドリンクやフードはテイクアウトも可能。
岡山市内や倉敷にもいくつか店舗があります。

 

最後に、1階の広場にユニークな手書き地図が置いてあったので紹介します。

青い方は街の課題を解決するアイディアを集めたもの。空き店舗の活用法として、ネコが入っているコタツ(ネコタツ)でゆっくりおしゃべり、なんてものも。猫好きとしてはぜひ実現してほしい(笑)

map

緑の方は、西側の奉還町商店街、東側の表町商店街界隈を含む周辺の散策地図。昨年引っ越してきたばかりの頃これを見て、オンサヤやマルゴデリなど岡山のおしゃれカフェの存在を知りました。

 

オンサヤのある奉還町商店街は昭和の懐かしい雰囲気が残っていながらも、かわいい雑貨屋さんやベーグル屋さんなど新しくできたお店もちらほらとあります。店主さんたちが町を盛り上げようとがんばっていらっしゃいます。

岡山市奉還町商店街

 

東側の表町商店街は後楽園や岡山城へ向かう途中にあります。天満屋があるのもこのエリア。市電の城下電停のすぐそばに商店街の入り口があり、後楽園からも徒歩圏内なので、観光の帰りにふらっと寄ってみてはいかがでしょうか。周辺には飲食店がたくさんあり、夏には夜市が開催されます。

表町商店街 | okayamaOMOTECHO表町商店街 | okayamaOMOTECHO

 

駅から後楽園方面は市電が通っていますが、岡山はコンパクトな町なので、ゆっくり歩いてみると新たな発見があって楽しいです。また「ももちゃり」というレンタサイクルも便利です。

岡山市コミュニティサイクル ももちゃり

 

駅前のイオンだけでなく、周辺の商店街にもたくさん人が訪れて盛り上がっていくといいなと思います。ぜひ地図を見ながら散策してみてくださいね。

イオンモール岡山公式ホームページ :: グッド・オカヤマ・プロジェクト 岡山手書き地図

 

▼ハレマチ特区を手がけるビザビグループによる地元情報誌

作り手の思いが伝わる、職人さんへのインタビュー記事など読み応えがあります!  

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  • 出版社/メーカー: ビザビ
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小さな偶然。Bar Maeda(岡山市北区野田屋町)

先週末は岡山に来てからできたお友達との飲み会。行ってみたいとリクエストした韓国料理のお店へ。たまたまそこで知り合いが働いていて、久しぶりの再会に驚く彼女。メニューには載っていなかったチヂミをサービスしてもらえました。

 

そして二軒めは、隠れ家のようなバーへ。野田屋町にあるBar Maedaさん。おすすめのお店ということで、連れて行ってもらいました。 

bar-maeda

ライムたっぷりのカイピリーニャ。ブラジルのラムベースのカクテルだそうです。

 

カウンターの向こうを眺めていると、並んだボトルの中に郡上八幡のお気に入り酒屋さんで扱っていた、国産ウォッカ「奥飛騨」を発見。

嬉しくてそれを使ったカクテルをリクエストしたら、ザクロのカクテルを作ってもらえました。見た目かわいらしいけどアルコールはかなり高めです(^^)

fruit-cocktail


雰囲気がよくて、フルーツを使ったフレッシュなカクテルが本当においしい。
バーには珍しく(?)羊羹がでてきたり。

あとからお店のことを調べてみると、夏の幻想庭園で飲んだ矢掛の薄荷モヒートを出していたお店でした。

 

さらに、今週末会うお友達と彼女が実は知り合いだったり。小さな偶然がぐるぐると繋がる不思議な夜。

 

Bar Maeda
岡山市北区野田屋町1-6-7 吉井ビル2F
Bar Maeda (バーマエダ) | Top - お店のミカタ

 

でゑれ~祭@旧内山下小学校に行ってきました

岡山出身のミュージシャン、スチャダラパーのBoseが実行委員長を務める「でゑれ~祭」。11月21日、22日の2日間に渡り、旧内山下小学校(岡山市北区)で開催されていたので行ってみました。

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でゑれ~祭とは

人気お笑い芸人やアーティストのライブ、岡山県内の飲食店によるフードブース、フリーマーケットなどが繰り広げられるイベント「でゑれ~祭」(同祭実行委員会主催)が21、22日、旧内山下小学校(岡山市北区丸の内)で開かれる。人気ラップグループ「スチャダラパー」のメンバーで勝央町出身のBose(ボーズ、本名・光嶋誠)さん(46)が実行委員長を務める。
「でゑれ~祭」に豪華ゲスト続々 21、22日に岡山・旧内山下小:おでかけ: おでかけ: タウンナビ:山陽新聞デジタル|さんデジより

 

ゲストアーティストもバカリズムや藤井隆、クラムボンの原田郁子などなかなか豪華。

ですが今回はふらっと行きたかったので、有料チケットは買わずに無料スペースのみ見学してきました。

 

今回のいちばんの目的は、地元産の食べ物!

屋台が並ぶ「でゑれ~グラウンド」へ。

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ハンバーガーやカレー、お好み焼きに地ビールも。

いろいろあって目移りしますが、最初に選んだのはこれ!

タコライス

岡山パクチーを使ったタコライス。
パクチーは盛り放題!ハサミで好きなだけ切ってのせます。

岡山パクチー

ご飯は雑穀米でヘルシー。

真備竹林ビールと桃太郎からあげもお買い上げ。

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明るいうちから外で飲むお酒は最高ですね。

 

お腹を満たしたあとは、「でゑれ~校舎」へ。

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木の床があって、校舎内はとても渋い。

教室を使って展示や販売、ワークショップが行われています。

内山下小学校

写真教室やヨガ体験、ヤンキー仕様な奇抜な学ランの展示もありました。

岡山は学生服の産地として有名なのです。

 

そして島根出身の芸人、ネゴシックスによるイラスト教室「バキバキ教室」がちょうど開かれていて、ご本人さんいらっしゃいました。

 

中庭は喫煙スペースに。

courtyard

入口近くの顔抜きパネル。

顔抜きパネル

 

会場には、岡山のゆるキャラたちも来ていました。

うらっち&ももっち。

うらっち&ももっち

 

初めて見た、リアルなシラカベーノ。倉敷のゆるキャラです。

意外と小柄でびっくりしました(^^;

シラカベーノ

背中にはQRコードが!斬新。

QRcode

「ボクのことが知りたいニキータはQRコードにアクセス」だそうです(笑)

 

名刺も配ってましたよ。

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「今日から君の彼氏だよ。」って書いてある(笑)名前長すぎ!

 

と突っ込みどころ満載のシラカベーノですが、がんばってアピールしてたのでぜひ応援ください(;^ω^)

shirakabeno.com

 

無料スペースだけでも面白かったですが、来年はゲストのトークショーやライブにも行ってみたくなりました。 

 

最後に、実行委員長のBoseからの熱いメッセージを載せておきます。

インターネットの普及やなんかで、なんでも観れた気分、やった気分になりがちな世の中です。大好きなミュージシャンや芸人のライブでも、 「あとでどこかで観られそう」なので、ついスルーしてしまいがちです。 しかし、子供の頃、誰もがそこいらのお祭りで感じたあの気持ち、脳裏にベタッと張り付いた変な記憶。 ああいったものは、やっぱり液晶のモニター越しには体験出来ないですよ。 だからやっぱり、ちゃんとしたお祭りをやらないとなって思ったんです。謎の高揚感があって、無駄に強烈で、 すっごいバカみたいな二日間になればいいと思っています。

 

motto-moero.jp

 

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猫好きさん必見!岡山・倉敷周辺の猫がいるカフェまとめ

移住してよかったことの一つ。岡山には落ち着いたおしゃれなカフェがたくさんあって、カフェめぐりが楽しくなります。今回は猫好きな筆者がおすすめする、ときどき猫に会えるカフェを紹介したいと思います!

 

 

奉還町から徒歩圏内、時代カフェBARゆすらうめ

※2022年3月末で休店されています(2022.4.25追記)

 

まずは岡山市内のカフェ、ゆすらうめさん。名古屋の猫好きの友人から紹介してもらい、岡山に引っ越してすぐお邪魔しました。

岡山駅西口から歩いて15分ぐらい。お店に向かう途中には、懐かしい雰囲気の残る奉還町商店街もあります。ぜひ合わせて散策してみてください。

岡山市奉還町商店街

 

古民家を改装した店内には、岡山出身の画家竹久夢二の美人画が飾ってありました。

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お店には現在3匹の猫がいる模様。こたつ席でご満悦な様子のコタさん。

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店主さんはとても物腰柔らかな方。友人の子どもがいくつかアレルギーがあったのですが、食材や調理を工夫して上のお姉ちゃんと同じメニューで作ってくださり、細やかな心配りに感動しました。

 

2017年7月にゆすらうめを再訪したときの記事も参考にどうぞ。 

www.harenokunikara.net

 

住所:岡山県岡山市北区伊福町3丁目13-9

時代カフェBARゆすらうめ、時々ねこカフェ

 

吉備中央町の緑に囲まれたカフェ「ベルネーゼ」

続いては吉備中央町のベルネーゼさん。イギリスのアンティーク家具や食器が素敵です。店内にはレコードの音楽が流れていて、ゆっくりと過ごせました。

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ロンネフェルトの紅茶。

 

こちらのプレートはパンはもちろん、野菜が新鮮で甘味があっておいしい。なるべく地元産の食材を使って調理しているそうです。

bread

窓の外には緑がいっぱいで癒されます。

window

 

看板猫さんは発泡スチロールの中でくつろぎ中。このままお持ち帰りしたくなるかわいさ(´▽`*)

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もう1匹三毛猫も見かけたのですが、すぐに隠れてしまいました。

 

住所:岡山県加賀郡吉備中央町上野2440-52

ベルネーゼ(berenese) ~岡山の吉備中央町アンティークカフェ~| 手作りケーキと地元産〔吉備高原)食材を使用した料理が大人気のアンティークカフェ

 

地元のお客さんに愛される倉敷の喫茶ウエダ

最後は倉敷美観地区にある昔ながらのレトロな喫茶店、ウエダさん。40年近く続く老舗のお店で、地元のお客さんもたくさん来られています。 

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こちらの看板猫ももちゃんは、店長さん。平日の夕方伺ったらお客さんもまばらで、運よく相席できました。

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お店の中と外を自由に行き来しています。倉敷の町の人にも愛されているようですね。

 

クリスマスシーズンに行ってみたら、サンタさんになっていました。

www.harenokunikara.net

 

※追記

残念ながら、2019年7月にももちゃんは天国へ旅立ってしまいました。 

 

今はももちゃんと模様がそっくりな、マヤちゃんがいます。

 

住所:岡山県 倉敷市岡山県倉敷市阿知2-25-43

喫茶ウエダ | Facebook

 

おわりに

猫は気まぐれなため、行けば必ず会えるというわけではないことご了承ください(;^ω^)

ゆすらうめさん、ベルネーゼさんはご夫婦で切り盛りされていて急なお休みもあるかもしれません。確実に入店されたい場合は、事前に営業日など問い合わせてから行かれることをおすすめします。

 

また、触ったり撮影したりすることで猫のストレスになるといけないので、お店の人に一声かけてからがよいかと思います!

 

アンアン特別編集 にゃんこLOVE 新装版 (マガジンハウスムック)

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岡山・倉敷特集でゆすらうめと喫茶ウエダの看板猫さんが紹介されています。

吉備津神社の御釜殿拝観(鳴釜神事)と雨に咲く紫陽花

雨の季節、たくさんの紫陽花(あじさい)が咲く吉備津神社へ行ってきました。

 

北側の参道からお参りするのが一般的だと思いますが、今回は南側の御釜殿から。

というのも、御釜殿の見学は午後3時まで。到着したのが2時半過ぎとぎりぎりだったため、先に見ておこうということで。

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鳴釜神事という、お釜の鳴る音によって吉凶禍福を占う神事がこちらの御釜殿で行われます。ぜひ一度見てみたかったんですよね。

 

当社には鳴釜神事という特殊神事があります。この神事は吉備津彦命 に祈願したことが叶えられるかどうかを釜の鳴る音で占う神事です。

吉備津神社より

 

以前の記事で紹介した吉備津彦神社と同じく、吉備津神社も桃太郎の鬼退治(温羅(うら)退治)の伝説がかかわっているようで。

 

吉備津神社の御祭神である吉備津彦命が温羅を退治し、その首を釜の下に埋めたのですが、温羅の唸り声が鳴りやまず、困り果てていたところ、夢枕に温羅の霊が現れ、釜の火を焚き吉凶を占うようお告げをしました。

そしてその通りにしたところ声が治まったというのが、鳴釜神事の起源とされているそうです。

 

吉備津神社参拝はもう3回めなのですが、初めて行ったときは御釜殿には立ち寄らず。というか、そもそも御釜殿のことを知らなかったのでした(;^ω^)

Facebookに写真をアップした後、友人から雨月物語に出てくる「吉備津の釜」が見たいとコメントをもらい、そんなものがあったのか!と。

 

そして2回め、残念ながら扉が閉まっていて中を見られず。見学の時間が決まっていることをここでようやく知り(笑)

念願の拝観リベンジとなったわけです。

写真撮影ができないため、御釜殿の様子は吉備津神社の公式ページで。

 

御釜殿へと続く回廊。

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吉備津神社といえばこの立派な回廊の方が有名だと思います。 

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あいにくの雨模様でしたが、ちょうど紫陽花の咲く季節。雨には紫陽花がよく似合いますね。

 

1500株近くもの紫陽花が植えられているそうです。見頃はもう過ぎていましたが、目の前に広がる色とりどりの花を十分楽しめました。(2015.7.4訪問) 

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雨露に濡れた紫陽花はとても風情があります。 

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紫陽花の道を抜けると、学問、芸能の神様をお祭りしている一童社。おみくじを結んでおくところが「合格」に。

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本殿と拝殿は国宝です。この建築様式は比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)といい、全国唯一の様式から吉備津造とも称されるそうです。 

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こちらは桃太郎が描かれたおみくじ販売機。可愛らしいヌシカンさんを発見(笑)

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この落ち着きっぷり。まさに神の如し。

 

以前も別の猫を見かけ、膝に乗ってきてとても人懐こかったです。きっと神社の人たちに大事にされているのですね。

 

 

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吉備津彦神社を参拝して古民家カフェはこきびでランチ

近場へ日帰り旅。吉備津彦神社に行ってきました。岡山駅からは吉備線で3駅、備前一宮駅から徒歩圏内です。(無人駅ですが、ICカード利用可)

 

駅の名の通り、吉備津彦神社は備前国の一宮。鳥居の両側には茶色い狛犬。

備前焼でできています。岡山らしいですね。 鳥居の奥に見えるのは、吉備の中山。この山を挟んで西側には、備中国一宮である吉備津神社があります。名前がよく似ていますが二つは別の神社。

 

 

吉備の中山は、神奈備山(かんなびやま)とも呼ばれ、神が宿る山という意味だそうです。枕草子や古今和歌集にも記載があり、古くから都の人々にも知られていたことがわかります。

参考:::: 吉備の中山を守る会:吉備の中山とは :::

 

鳥居をくぐると庭園が広がっていて、池にはたくさんの鴨も。 

訪れたのは2月。椿がきれいに咲いていました。 

大きな松の木。広々としていて緑が多く、気持ちのいい場所です。

 

髄神門(ずいじんもん)。元禄10年(1697年)池田綱政公が造営。

拝殿の前にも茶色い狛犬が。 

お参りをし境内を歩いていると、かわいらしい絵馬を発見。さすが岡山、桃のモチーフ。

そして、桃みくじなるものも。

こちらは桃太郎像。ちょっとシュール。

神社の公式ホームページにも、「なかなか味わい深いものがあります」と書かれています(笑)

境内ガイド - 吉備津彦神社 (No.26 桃太郎像)

 

桃太郎の伝説についても記載がありました。温羅が鬼であるとされています。

大和朝廷から派遣された大吉備津彦命が吉備の地を平定するに際して、渡来人として吉備の国に製鉄文化をもたらした 温羅(うら)との戦いが、童話「 桃太郎さん 」の物語として今に伝承されています。

大吉備津彦命が吉備津彦神社に祭られている神様です。

 

ただ桃太郎の話の由来については諸説あるようで、お隣の吉備津神社にも鬼退治神話が伝わっています。

www.harenokunikara.net

 

この日、区役所で手続きをするために備前一宮へ来たのですが、書類ができるまでに1時間以上の待ち時間。さらに時間を潰すため、次はカフェへ向かいます。

 

HACOBU KITCHEN 吉備の中山店 「はこきび」

区役所の駐車場前で古民家カフェの看板を見つけ、行ってみることにしました。

 

 

案内の看板にしたがって、路地の奥へと進みます。

家の一角をカフェにされているようで、よそのお宅へお邪魔する感じ。インターホンを押して中へ入ります。

 

いただいたのは、はこきびライスランチ。お椀の中にはシチューが入っていました。

どれも、手作りの優しい味わい。

 

食後はカフェオレを。写真ではわかりにくいけど、わりと大きめのカップでたっぷりの量。

お店の方が猫好きなようで、猫モチーフのものが店内にちらほらと。

伝票をとめるクリップも猫さん。


ちなみに、はこきびのオーナーご夫婦の娘さんである中山咲子さんが、京都で同じ名前のカフェ「HACOBU KITCHEN」を開かれています。

hacobukitchen | やさしい豊かな「食」の記憶をはこぶ、そんな場所。

 

なんとこのブログの運営会社である「はてな」のまかないシェフをされていた方。岡山にもご縁があったとは知らず、驚きました。

 

行き当たりばったりの散策でしたが、ゆったりと癒しの時間を過ごせました。

 

はこきびさんのブログはこちら。

「はこきび」HACOBU KITCHEN -kibi-

 

Hanako特別編集 週末は開運旅!

Hanako特別編集 週末は開運旅!

 

原田マハ『でーれーガールズ』は岡山が舞台。のんびりと眺めたい旭川沿いの風景

岡山を舞台にした小説、原田マハさんの『でーれーガールズ』を読みました。

 

もうすぐ映画も公開されます。イオンシネマ岡山にて先行公開。 学生時代の鮎子を優希美青、武美を足立梨花が演じています。二人はNHKの朝ドラ『あまちゃん』でも共演していましたね。

 

追記:2015年2月公開、DVDも発売されています。 

でーれーガールズ [DVD]

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10代ならではの不器用な自分を思い出す 

「でーれー」は、岡山弁で「ものすごい」の意味。
東京から引っ越してきた主人公鮎子と、その親友武美の友情の物語。

少し世代は違うけれど、10代の女子ならではの葛藤とか不器用さとか、そういうものが描かれていて、高校の頃を振り返ってみたり。
 

なかったことにはできない。それが、生きてるってことなんだから。


そう、こういう風に割り切れないのが10代なんだよな、と。自分を守りたいから、ついいろんなことを正当化したくなって、言い訳して、ふっきれずうじうじ考えてしまったり。

20代半ばぐらいからかな。傷ついたり傷つけたりも全部受け止めて、それも含めて自分なのだと思えるようになったのは。

外から来たもの特有の居心地の悪さとか違和感とかも、子どもの頃に引っ越しを経験した身としては、わかるなあその気持ち、と思いながら読み進めました。

個々の性格にもよるのだろうけど、うまく馴染もうと意識するあまり、空回ってうまくいかないとか。若さゆえの痛々しさみたいなものが、いくつかのエピソードとともに書かれていて、誰しもこんなことあったな、と思い出すきっかけになるのではないでしょうか。

最後の展開が個人的にはすっきりしませんが(;´・ω・)

また読み返したら感じ方も違うだろうし、もう少し時間を置いて再読したいと思います。

 

小説の中に出てくる岡山のお菓子がどれも魅力的。伊部屋の大手まんぢゅう白十字のスイーツは実際に買ってみたんですが、ときどきお土産に買って帰るぐらいに気に入っています。岡山に来ることがあれば、作品ゆかりのお菓子にも注目してみてください♪ 

 

時間を忘れてゆっくり過ごしたい「カフェモヤウ」

初めて岡山を訪れたとき、川沿いから後楽園、岡山城へと続く風景に、魅了されました。空と川の青、木々の緑。ひと目見てこの町のことが好きになりました。 

マハさんもきっとこの景色が好きだったんだろうな、というのが小説から伺えます。

 

近くにある「鶴見橋」は、物語の中で重要な場所となっています。橋を渡った向こう側が後楽園。

橋のたもとにあるカフェ、モヤウさんからの眺め。

 

古民家を改装して作られていて、畳の部屋にこたつがあったり、どこかほっとする空間です。

kotatsu

 

夕暮れ時に、空の色が少しずつ変わっていくのをただぼんやり眺めているだけで、不思議と心が落ち着いてきます。時間を忘れてのんびりしたいときは、ぜひモヤウさんへ。

 

 

おわりに

岡山市内には、小説の中に出てくる場所が他にもたくさんあります。

でーれーガールズの舞台を巡る - 岡山市の観光・コンベンション情報サイト おかやま観光コンベンション協会

観光名所としては倉敷の方が有名かもしれませんが、岡山にもいろいろと見どころがあるので、気になったところをまわってみてくださいね。

 

でーれーガールズ (祥伝社文庫)

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