※残念ながら、店舗周辺の再開発のため現在は閉店しています。(2019年12月追記)
倉敷駅南口から続く大通り、倉敷中央通り沿いにある中華居酒屋「你好(ニイハオ)」。店構えからなんとなく中国大陸の匂いを感じて、以前から行く機会を探していたお店です。
キヤノンの単焦点レンズを持って夜の美観地区を散歩した日にふらりと立ち寄ってみました。
赤提灯も中華テイストなニイハオの入り口
倉敷駅から歩いて6分程。大通り沿いにあるニイハオの入り口には中華テイストな赤提灯がかかっています。
住所:岡山県倉敷市阿知3丁目13−3
ドアにはよく見るとパンダがいますね。「小さな店ですがお気軽にお立ち寄り下さい」との文字。確かに中を覗くとちょっと狭そうで入れるかな?と不安になるのですが、思い切って扉を開けてみましょう。
席数は15席ほどの小さな空間
お店に入ると、カウンター席が2席、4人掛けできるテーブル席が3つ。入れるのは15名ぐらいですね。とってもこじんまりとしています。
Googleマップの情報によれば、夕方5時から深夜2時まで営業。私たちが訪れたのは金曜日の夜8時過ぎで先客はおらず。夜遅くに2軒めとして行く人が多いのかもしれません。
白酒はお持ち帰りOK!中国のお酒が充実
料理の写真や地図が壁に貼ってありました。土豆丝(ジャガイモの細切り炒め)や手作り水餃子に粽まであって、現地の味が楽しめそうな様子。
青島ビールや紹興酒など中国のお酒もありますよ。
これは……!と思ったのは「白酒(バイジゥ)」が置いてあったこと。お持ち帰りができるので、飲んでみたい人が何人かいればボトルで頼んでもよさそう。
白酒は中国の北の方でよく飲まれている、独特の香りがする蒸留酒。アルコール度数は30度後半から高いものだと60度とか!
中国出張や駐在サラリーマンの間では、たいていこれでつぶされる経験があったりと、悪評高いお酒ですねw
中国では白酒をストレートで小さなグラスに注ぎ、「干杯(乾杯)!」の合図で一気に飲み干すという習慣があるんですよ。とはいえ最近は、飲めないときはちゃんと断れるようなので大丈夫ですよ。(多分)
ちなみに私は38度ぐらいならいけます!体調がよければ。
この日注文したのは青島ビール。相方は車だったので私一人でいただきました(*´ω`)
磨りガラスっぽい模様が素敵。
定番中華おかずや中国らしいおつまみも
メニューは回鍋肉、麻婆豆腐、レバニラ炒めといった定番のものから、ちょっと珍しい中国のおつまみまで。
二人だったからあまりたくさんは頼めずまた次回に……となった気になるメニューは、ピータンとキュウリのスープに激辛ピーナッツ。
食べた料理は2品。エビとイカのピリ辛炒めと、砂ずりの醤油炒めを頼みました。
ピリ辛はもっとピリ辛でもよかったなあ。次は辛めにとリクエストしよう。
砂ずり炒めはショウガが効いているところがポイント。
4人から予約すれば火鍋も食べられるようです。
ちゃんと黒酢が置いてありました。水餃子が食べたい!
ニイハオの老板娘と中国語で話してみた
ニイハオで食べた2品は、どちらもボリュームたっぷりという感じではありませんでした。私たちにとっては程よい量でしたが、安くてお腹いっぱいになる中華を求めて行くなら、別のお店にした方がいいかもしれません。
きっとここは、中国の雰囲気とコミュニケーションを楽しみに訪れるところなのでしょう。値段が安いと小さな店内がすぐにいっぱいになって、ゆっくりお酒が飲めなくなりそうですしね。
ずっと気になっていた駅前大通りの中華居酒屋「你好」へ。老板娘(女将さん)に中国語で話しかけたらすごく喜んでくれて、Wechat交換して友達になってきた。よき夜。 pic.twitter.com/L02gnHRK18
— meg (@yukimegri) 2019年3月29日
最後のお会計のときに、老板娘(ラオバンニャン:女将さん)に一人でやっているの?と中国語で話しかけてみました。そしたら、え?台湾の人?と返され、日本人だと答えたらびっくりしていました。
たいてい中国の人に外国人である自分が中国語で話しかけると喜んでくれます。ニイハオの老板娘も感激していて、Wechat(中国のLINEのようなもの)の連絡先まで交換してきました。
あとで写真を見返してみたら、入り口のドアに「中国語でお話しできます」とも書かれていたので、中国語を勉強中の人はぜひ行って会話してみるといいですよ。
移住して間もない頃、近所の中華屋で店主さんに話しかけたことから岡山での人脈が広がっていったように、 思い切って話しかけることにはそれだけの力があると思っています。
そもそもなぜ中国語を学んだのか。それは単純に、中国や台湾の人と中国語で話してみたかったから。もちろん日本語ができる人もいて、中国語ができなくても国際交流は可能なのだけど、相手の言語で話すことで見える違った一面があるはずなんですよね。
お箸の金色の装飾が上品できれい。
語学習得のコツは、覚えたことを積極的に実践して体感してみること。自信がなくても、つたなくても、せっかく学んでいる外国語は使わないともったいないですよ!
ニイハオなら、中国の料理を味わいながら話す機会を作れるので、異文化交流や中国語でのコミュニケーションの場として行ってみるのも面白いのではないでしょうか。