晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を中心に旅やグルメの記録を発信。

【2019年10月北京旅行記2】老舗肉まんファーストフード店で燕京ビールと中華料理!慶豊包子舗(庆丰包子铺)灯市口店

北京旅行1日めの夜は、 慶豊包子舗(庆丰包子铺)という北京の老舗肉まんチェーン店へ行ってみました。

 

 

慶豊包子舗は創業70年の老舗肉まんファーストフード店

1948年に西単の小さな食堂としてスタートした慶豊包子舗は、1976年に現在の名前に改称。2000年頃から中式快餐(中華ファーストフード)のチェーン店として急速に店舗を増やしていったそうです。

 

“庆丰包子铺”1948年创建,原地址北京市西单东南角,坐南朝北。起初是一家普通的小饭馆,只因所营包子口味地道,1956年公私合营后,专一经营包子。
1976年正式更名为“庆丰包子铺”,
以经营包子、炒肝为主。由于质量上乘,又符合中国人的饮食习惯,自然成为了北京城百姓认可的著名快餐品牌。 

庆丰包子铺_百度百科より

 

お店の売りは、包子(バオズ)と炒肝(チャオガン)。包子は肉まんやあんまんなどの餡入り蒸しまんじゅうのこと。炒肝はこの記事を書くまで私も知らなかったのですが、北京の地元名物料理で、豚の内臓の醤油あんかけ煮込みのことです。

次は炒肝も食べてみたい。

 

慶豊包子舗は、2013年12月に習近平主席が月坛店に来店し食事をしたことで、大きく話題になったようです。

西単の第一号店は再開発で取り壊され、現在は西安門に移転しています。

 

王府井大通り近くの慶豊包子舗灯市口店

今回私たちが訪れたのは、慶豊包子舗灯市口店。王府井大通りからすぐのところにあります。

普段はGoogleマップの店舗情報を貼り付けていますが、中国ではGoogleマップの精度があまりよくないため、現地に行かれるときには、中国の地図アプリ「高徳地図」のリンクをご覧くださいね。

(高徳地図または百度地図は、中国旅行に必須のアイテムです!)

 

住所:北京市东城区灯市口大街57-5号 

営業時間:6:30-21:00

高徳地図リンク:庆丰包子铺灯市口店

お店の前はこんな感じ。中は地元の人で賑わっていました。

 

灯市口店は宿泊したホテル、北京プライムホテル(华侨大厦)から歩いて約10分の距離。早朝から営業しているので、朝食の候補としてブックマークしていました。

本当は北京に住む友人から勧めてもらった、四季民福という北京ダックのお店に行きたかったんですが、超人気店でかなりの人が並んでいたためあきらめることに。

 

オーダーはセルフ式。中国語ができない場合は難易度高め

ちょっとオーダーが大変でしたが、庶民的な価格でおいしく、中国語が少しわかるようなら、挑戦してみてみるといいと思います。何よりこういうお店は、少人数で食べるときにありがたいですね。一人で食事する男性も見かけましたよ。

 

入っていちばん奥の点餐区と書かれた辺りにレジがあるので、先に注文と会計を済ませます。

レジの左側、取餐区の下で料理を受け取ります。

まず大変なのがレジにメニュー表がなく、頭上のメニューに書かれた料理名を中国語で伝えないといけないこと。

 

北京に住む友人は、そういうときは頭上のメニューをスマホで写真に撮り、それを見せて指差しでオーダーするそうです。なるほど、賢い!

価格はたいていのものが5元~20元(約80~320円)とリーズナブル。

 

今回はだいたいのメニューは読めたし、最初の食事だからわりと知っている食べたかったものを選んで、無事オーダーできました。

 

番号を呼ばれたら料理を取りに

次の難関は、料理の受け取り。注文したら番号が書かれたレシートを渡され、呼ばれるまで席で待ちます。

呼ばれる番号はもちろん中国語。しかも一気に全部出てこないので、頼んだものが揃うまで、店員さんの呼ぶ声に注意しておかなければいけません。

灯市口店のシステムがそうなだけで、前門とか観光地に近いところならもう少し簡単かもしれませんが。

 

あと、なかなか揃わないことに焦って尋ねに行くお客さん多数なので、そこをかきわけ料理を取りに行ったり注文したりも大変です(笑)

ただ、レジの店員さんは横から話しかける人に対して、こっちの注文が終わるまで待って!とちゃんと声をかけていたので、昔の中国に比べるとずいぶんと秩序正しくなったように思われます。

 

ビールはレジ近くの冷蔵庫から選んでお会計。グラスを2つほしいと伝えたら、プラスチックカップを渡してくれました。 

1瓶15元。北京は青島ビールより燕京ビールが多め。

 

お箸や取り皿、辣椒などのお好みの調味料は、料理を受け取る場所の左側の方にまとめて置いてありました。必要なものを自分で席へ持っていきます。

 

ビールがすすんでどれもおいしい!肉まんの他には水餃子や羊肉の串焼きも

友人と二人で、野菜、肉、水餃子、肉まんをシェアしました。

まずは、シンプルな野菜のおかず。

酸辣瓜条8元。特にピリ辛でもなく、「条」なのに細切りでもなく、頼んだのと違うような気もするのですが(;´∀`)

とりあえず、箸休めにぴったりでした。

 

そして名物の肉まん。豚肉餡のを注文したら、今日は売り切れと言われ、エビ入り餡に。虾肉包15元。

皮がちょっと厚いかな?もう少し具がたっぷりだといいな、と思いましたが、普通においしいです。テーブルに置いてあった黒酢を付けて味の変化を楽しんでみたり。

 

こんなものまであるのかと意外だった羊肉の串焼き(羊肉串)。これも大阪の蘭州牛肉面のお店で食べた大好物です。1本10元したけど、しっかり肉の旨味を感じられ、ビールがすすみます! 

友人は羊の臭みがないことに驚いていました。クミンの香りと羊肉は本当によく合う。

 

水餃子はサワラ餡。以前友人たちと一緒に黄ニラとサワラの水餃子を作って食べたらすごくおいしかったんですよね。

鲅鱼三鲜水饺20元。

北京は大連が近いからかな?サワラ=鲅鱼の文字を見つけて、これは食べなければ!と注文。

 

豚肉の水餃子と比べると、海鮮のはさっぱりしていて食べやすく、二人で全部たいらげてしまいましたよ。ビール1瓶と料理4品で合計78元(約1200円)。1人600円ぐらいで十分お腹いっぱいに。

 

旅行前に何人かの友人から北京の物価は高くなったと聞いていましたが、中国語オンリーの環境に飛び込む度胸があれば、まだまだ安くておいしいものにありつけそうです(*´ω`)

 

翌日の朝は、宏状元王府井店へお粥を食べに行きました。

www.harenokunikara.net